レネス-都響のホルスト「惑星」@東京芸術劇場2018・9・18
池袋芸劇の都響C定期。指揮予定のオリヴァー・ナッセン氏が7月8日にお亡くりになったため、急遽ローレンス・レネス氏が代役で指揮することになりました。
月刊「都響」は何とか間に合って、プログラム変更も記載してありました。編集部は大変だったと思います。フライヤーは断念したようです。
ヴィトもさっちんも所用でパスしてしまったので、ちょっと気合いが入った私です。
1曲目は追悼曲ということでナッセン作曲の「フローリッシュ・ウィズ・ライヤーワークス」。きめ細かく作曲された輝かしい響きの名曲です。欧米なら黙祷するところでしょうが、それはありませんでした。
本日のコンマスは四方さんで、サイドはマキロン。マキロンがお行儀よく足をそろえて演奏をはじめたのでびっくりしましたが、そのうちいつものスタイルにもどったので一安心。あまりお上品な演奏スタイルは似合わない人だと思うので。
シンガポールフィルの美男子ロビヤール氏もホルン軍団に加わっています。お隣には超美形のエキストラさんも。一気に格調が上がった感じがします。後列の女性奏者は西條や五十畑の弟子らしく、都響に移籍のうわさもありますが8/9月号月刊「都響」には掲載されていません。
マエストロ・レネスは上品で繊細な感じの方です。2曲目の武満の曲「オリオンとプレアデス-チェロとオーケストラのための」は彼のスタイルにはまっていましたね。ソリストのケラスも素晴らしい演奏ですが、眠くなるのは曲のせいということにしておきましょう。ソリストアンコールのサービスがあり、曲目はデュティユーの「ザッハ-の名による3つのストローフ」より第1曲。
後半のホルスト組曲「惑星」は定番の超名曲。武満の曲とは宇宙つながりです。私は特に「金星」の精緻なやすらぎの音楽が素晴らしいと思いました。芸劇ご自慢のパイプオルガンの低音振動が気持ちいい。女声コーラスもエンディングを盛り上げてくれました。今年度指折りの名演だったのではないでしょうか。楽しい演奏を聴かせていただいて有難うございました。
聴衆も咳や騒音も少なく、最後のフラブラもなくて最高の出来。よかったよかった。
帰り道で赤い鳥居が刻まれたチェロケースを持った都響の女性奏者に超高速で抜かれましたが、よくあんな速度で歩けたものです。あっという間だったので誰か確認できませんでした。傘を持ってきたのに、外に出ると青空が見えていました。
こんな曲です
「金星」
https://www.youtube.com/watch?v=PyBkzZoMYN4
https://www.youtube.com/watch?v=mp5gksq_OEI
https://www.youtube.com/watch?v=tmBoyMgFMpM
「木星」
https://www.youtube.com/watch?v=T0Fx24Xzc3U
https://www.youtube.com/watch?v=MhHwr1tLrrY
https://www.youtube.com/watch?v=Nz0b4STz1lo
「海王星」
https://www.youtube.com/watch?v=ZQQGi4gN6gI
https://www.youtube.com/watch?v=oFMXNUHuWug
https://www.youtube.com/watch?v=JnemonlWKjU
Special (Vn, P, Org, and heavy metal)
https://www.youtube.com/watch?v=hKq8xsUr5dA
https://www.youtube.com/watch?v=aQwq5s9zKN4
https://www.youtube.com/watch?v=9vV_WGa0gK8
https://www.youtube.com/watch?v=BHANdi0IbPY
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