グラーフ-都響&スカナヴィ@サントリーホール2018・8・25
酷暑がぶり返しましたが、都響定期会員なのでサントリーホールに行ってきました。本日の指揮者はハンス・グラーフ、コンマスは山本さん、サイドはゆづきです。90%くらいの集客です。
その山本さんが音合わせをピチカートでやって爆笑。彼にこんなユーモアのセンスがあったとは!?最初はモーツァルトの交響曲第34番。アーティキュレーション勝負の曲だと思いました。グラーフの見事なコントロールで文句なしの名演。
オーボエが大活躍の曲なのですが、広田氏のオーボエはどう聴いてもオーボエの音にきこえません。この音になってから慣れの問題かなとずっと思ってきましたが、やっぱり慣れません。これでいいと思ってやっているのでしょうが、疑問です。マエストロ・グラーフはいちいちべっとり指をなめてから楽譜をめくるのが非常に気になりました。
2曲目はサン・サーンスのピアノ協奏曲第2番。本日のソリスト、カティア・スカナヴィは日本人に受ける感じの美人で、ピアノもとても繊細かつクリアなタッチで素晴らしい演奏でした。
ただ演奏の姿勢が極端にかがむ感じで、頸椎を痛めそうな感じがしました。満場の拍手の後、アンコールのショパン・ノクターンを弾いたときには姿勢が良くなっていたので、プレッシャーがかかると姿勢が悪くなる人のようです。アンコールがあまりにも素晴らしかったので、アマゾンでCDを注文しました。それで気がついたのですが、フライヤーの写真はCDの写真の流用じゃありませんか。こんなところで手を抜かないで欲しいし、だいたい2回分の演奏会をフライヤー1枚で済ませるというのは手抜きも甚だしく、恥ずかしいことだと思います。
後半はドヴォルザークの交響曲第8番。部分的に見ればどこも文句なしの名演なのですが、何か乗れませんでした。オケが指揮者の意図に忠実に従おうとするあまり、全体の流れが悪くなった感じがします。ドヴォルザークにしては重厚すぎるのかもしれません。あるいはこの指揮者が客演向きじゃないのかもしれません。
スカナヴィ
https://www.youtube.com/watch?v=Y6BxGsQBShE
https://www.youtube.com/watch?v=yAa5S69Lq-o
https://www.youtube.com/watch?v=pQmUnJ0Mjl4
https://www.youtube.com/watch?v=4yl92M5BHJU
https://www.youtube.com/watch?v=qYkCbzVcUlI
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