« やぶにらみ生物論210: トビムシ | トップページ | サラとミーナ204: お気に入りの場所 »

2018年8月12日 (日)

西島三重子 Birthday live 2018 が開催されます

Imga西島三重子さんは本名で、(株)西島畜産の社長令嬢です。新井薬師の西島ミートプラザはテレビでも何度か紹介されています。私も一度行ったことがありますが、素晴らしいお店です。
https://n-meat.co.jp/

子供の頃のことなどを「ヤクシ団欒物語」(有朋堂 1996年刊)という本にまとめて出版されています。歌詞はあまり書かない人ですが、散文をまとめるのはうまいなと思いました。昭和の庶民の生活が生き生きと描かれています。

小学校から短大まで川村学園に通われていたそうです。同級生の方にうかがうと芸能に優れていたばかりでなく、理系の科目も得意で成績優秀な生徒だったそうです。大学では化学部に所属されていたと聞いています。

そんな彼女がなぜかシンガーソングライターとして1975年にワーナー・パイオニアからデビュー。同期は岩崎宏美・山崎ハコ・中島みゆき・矢沢永吉・憂歌団らです。デビュー曲は「ろくでなし」。「ろくでなし」というタイトルで思い出すのはサルヴァトーレ・アダモの曲(原題 Mauvais Garcon) です。
https://www.youtube.com/watch?v=BM_2igjbxjc

アダモは西島さん(以下みーちゃん)がデビューした年にも中野サンプラザで3日連続のコンサートをやっているので、一度アダモの「ろくでなし」を意識したのかと本人に訊いてみましたが、怪訝な顔をされてしまいました。全く無関係のようです。

ともあれこの曲はヒットせず、2曲目のシングル「池上線」が大ヒットしました。私は当時西島三重子という名前は全く知らなかったにもかかわらず、この曲はよく覚えています。

私がはじめて彼女の名前を憶えたのは5枚目のアルバム「シルエット」が発売された頃です。この頃は所属芸能事務所がファンクラブを組織していて、当時の様子は私の過去記事を参照していただくと雰囲気が判ると思います。会誌を復刻しました。
http://morph.way-nifty.com/grey/2015/02/post-955d.html
http://morph.way-nifty.com/grey/2015/02/post-e8c5.html

ワーナー時代のみーちゃんは一応フォーク歌手というジャンルに分類されていて、ほんわかとしたフォーキーな曲を歌っていたのですが、ワーナー時代最後のアルバム「シルエット」は一転して甘酸っぱい青春とかシンガーの主張とかを排した、ひんやりと暗く切実な音楽です。欧米で生まれたアシッド・フォークとは全く異なる形のフォークの進化形・新ジャンルです。以下の5曲はすべてこのアルバムの収録曲です。

かげろう坂
https://www.youtube.com/watch?v=9lXoV9dILio

いそしぎ
https://www.youtube.com/watch?v=0FTtMYSpZF4

メランコリー・イエスタデイ
https://www.youtube.com/watch?v=hRMxnpJFzj8

びしょぬれワルツ
https://www.youtube.com/watch?v=QWJswBCIZSw

千登勢橋
https://www.youtube.com/watch?v=0TYECCELT6c

新しいジャンルの音楽を創始したみーちゃんですが、なんと「シルエット」をリリースしたあとさらに驚くべき大転換を行ないます。

ひとつには「シルエット」の完成度が高すぎて行き詰まってしまったのかもしれませんが、あるいは自分自身のキャラから音楽が離れすぎたことに違和感を感じたのかもしれません。ともかくレコード会社もテイチクに移籍してフォーク色を一掃し、ポップスをはじめてしまいました。この頃私生活にも変化があったのかもしれません。

それまでのファンを置き去りにするというような変身がよくできたと思いますが、私はもともとポップスが好きだったので、全く違和感なく新アルバム「Bye-Bye」の世界にはいっていけました。

ただ事務所も変わり、ファンクラブも解散したので、コアのファンとしては激震が走った記憶があります。当時の様子は自主FC「風」を立ち上げた蛭田氏が詳しい記録を残しています。この記録に名前が出ている方は全員面識があるので、当時のことを思い出すと何かこみあげてくるものがあります。
http://www.sasabe.com/MIE/kaze/kaze.html

しかし今の時代では、かなり集客力のあるシンガーソングライターでもフリーは当たり前。自分でサイトをつくって、バンドメンバーを集めて、チケット売って、楽器を弾いて歌うのは普通ですから時代は変わりました。

当時の自主FCの機関誌「風」創刊号を復刻したという記事をアップしておりますのでご覧下さい。
http://morph.way-nifty.com/grey/2015/02/post-4f3e.html

テイチクでは4枚のアルバムをリリースしますが、私はこの4枚が西島三重子の最高傑作だと信じて疑わず、テイチク派を自認しています。それまでの心理的制約を解き放たれ、沸々とあふれ出した才能を感じます。以下は当時の曲でYoutubeにアップされているものをピックアップしました。

ロンリーガール
https://www.youtube.com/watch?v=i7L6ix0DuMQ
https://www.youtube.com/watch?v=FZlRH-oMHQw
https://www.youtube.com/watch?v=nVGkoWcf8r8

ジェラシー
https://www.youtube.com/watch?v=SH_sn__dCq0&list=PLUejwattuJFHgh6wyjktkjnQb0bOg3eJE&index=6

Imagination Canvas
https://www.youtube.com/watch?v=7cdNRmqB4zU

5年目の夏
https://www.youtube.com/watch?v=jME73_dMbR0

「Lost Hour」
https://www.youtube.com/watch?v=EqQPfZmseto

そのうち年齢もいい年になってきたので、ポップスはやめて南米音楽やシャンソンを取り入れて、大人っぽいバラード路線に転換しようということになったのでしょう。そこでまたレコード会社を変えて「東芝EMI」に移籍することになりました。リリースしたのは「Shadow」と「寝物語」という2枚のアルバム。以下は収録曲です。

SEQUENCE OF MEMORIES~思い出のページ
https://www.youtube.com/watch?v=kaAtY_Bjdc8

泣かないわ
https://www.youtube.com/watch?v=fDgnIbRpiXk

夜間非行
https://www.youtube.com/watch?v=Fh3UWa6DdPs

冬なぎ
https://www.youtube.com/watch?v=H60uso4xpDA

冬のカルナバル
https://www.youtube.com/watch?v=KI0GbDxfYU0

ラストワルツ
https://www.youtube.com/watch?v=qY6mCEA8yXc

このあと南米音楽やシャンソンのカバーアルバムを2枚出版します。またこの頃、今はない第一家庭電気のサポートで45回転の超高音質LP「地球よ廻れ」が出版されました(非売品)。第一家電でレコードプレイヤ-のカートリッジを買うともらえた記憶があります。素晴らしいアルバムです。どなたが権利を持っていらっしゃるのかわかりませんが、是非ともCD化して欲しいと思います。
http://morph.way-nifty.com/grey/2013/09/by-b827.html

そうこうしているうちになんと東芝EMIの経営が破綻し、みーちゃんもフリーになってしまいますが、時を経てメディアリングから復活することになりました。「つまんないものよ 私の心」と「夢のあとさき」というアルバムを出版するのですが、これはなんだかいわゆる歌謡曲に傾斜したような内容になっています。みろくさんという歌謡曲の作詞ができる人をみつけたことも影響しているでしょう。

わたしが残していくもの
https://www.youtube.com/watch?v=hw0A1gNoR3E

おひさまのたね
https://www.youtube.com/watch?v=VM8fTFxHkFk

若い頃からソングライターとして、様々な歌手に曲を提供してきたみーちゃんですが、この頃になると水森かおりなどの演歌歌手への提供が中心となり、そのせいもあってか演歌っぽい曲を歌うようになりました。

水森かおり 飛鳥坂(みーちゃん自身の歌唱はアルバム「十三夜」 pony canyon に収録)
https://www.youtube.com/watch?v=siPeaVIWkeg

水森かおりさんはみーちゃんの曲がお気に入りで、「池上線」のカバーも出版しています。みーちゃんも「池上線ふたたび」という曲をリリースしました。
https://www.youtube.com/watch?v=NsJgqd68qeM

Ddsbgfyvaaakhie212x300
そして新曲「目黒川」に至るわけです。これなどはコード進行もシンプルにして、カラオケで歌いやすい曲にしようという狙いなのでしょう。

次回ライヴは8月17日(金)@原宿ラドンナ

←フライヤー

ラドンナ原宿 03-5775-6775

アオイスタジオ 03-3585-6178(平日10時~17時)

|

« やぶにらみ生物論210: トビムシ | トップページ | サラとミーナ204: お気に入りの場所 »

音楽(music)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/133582/67044809

この記事へのトラックバック一覧です: 西島三重子 Birthday live 2018 が開催されます:

« やぶにらみ生物論210: トビムシ | トップページ | サラとミーナ204: お気に入りの場所 »