大野-都響 マーラー交響曲第3番@東京文化会館2018・4・9
今日は超名曲マーラー交響曲第3番です。朝早く起きてマエストロ大野の解説を聞いて予習もバッチリ。
http://www.tmso.or.jp/j/movie/special/2018/
コンマスは矢部ちゃん。サイドはゆずき。はじまる前に長谷部(Vc)が手ぶらで出てきて何をするのかと思ったら、入念に椅子の高さを調節。気合いが入っているのか?
マキロンの席にペットボトルが置かれていました。私は糖尿なので会議で水が無いと不安になりますが、彼女も同病なのでしょうかね? 新入りの1Vn奏者も3列目で演奏。たいしたものです。
マーラー交響曲第3番は都響でもベルティーニの頃から何度か聴いていて、すべて素晴らしい演奏だったので期待は大です。
第一部
- 序奏 「牧神(パン)が目覚める」
- 第1楽章 「夏が行進してくる(バッカスの行進)」
第二部
- 第2楽章 「野原の花々が私に語ること」
- 第3楽章 「森の動物たちが私に語ること」
- 第4楽章 「夜が私に語ること」
- 第5楽章 「天使たちが私に語ること」
- 第6楽章 「愛が私に語ること」
冒頭ちょっともたついた感じでしたが、すぐに快調なペースに。白眉は第2楽章と第3楽章でした。この音楽の完璧な美は鳥肌が立つほど。あまりに繊細な美しさで、ただ眺めるだけでとても中には入っていけない感じでした。これもまた芸術なんですね。
ソリストはパーシキヴィ(Ms)さんで、彼女はフィンランド国立歌劇場の芸術監督をやっているお偉方だそうですが、声も深く柔らかく、ハートフェルトな歌を聴かせてくれました。あとバンダのトランペットが同じくハートフェルトな演奏で、バンダの演奏に感動したのはめずらしい経験でした。
新国合唱団も児童合唱団も素晴らしかったのですが、第6楽章の前に児童を座らせている途中で、マエストロ大野が演奏をはじめてしまったのは短気だったと思います。一息入れてからはじめても違和感はないと思いますね。
第6楽章の弦、特にチェロの美しさは素晴らしい。田中さんの18番かも。都響の皆さんとエキストラ奏者の皆さんの頑張りに感謝です。
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