いつまで反知性主義者達に政治をやらせるのか?
全国の国立大学研究所の研究プロジェクト費用で、交付される予算は今年度の61億円から新年度は53億円になるそうです。
激減です。進行中の研究も撤収しなければならないケースがでできそうです。減少することも問題ですが、だいたいもとの61億円という予算が少なすぎます。
https://www.asahi.com/articles/ASL254G0JL25ULBJ00Q.html
政府はイージスアショアの導入を決めていますが、これ最低でも2000億円かかるそうです。しかもこれに設置されるはずの弾道ミサイル防衛用の改良型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の迎撃実験を行ったら、ミサイルを撃ち漏らして役に立たないことが証明されています。
https://jp.reuters.com/article/japan-aegis-ashore-idJPKBN1ED058
http://www.sankei.com/politics/news/180201/plt1802010007-n1.html
科学研究をいかに政府が軽視しているかは明らかです。お話になりません。気候変動、食糧、医療、生命、人工知能、火山、地震、資源、情報などの問題を解決するのは科学しかありません。軍拡競争に莫大な予算をつぎ込むのは空しいことです。しかしそれを議論するよりまえに、反知性主義がしみついた連中(人文科学なんていらないそうです)がやっている政治を一刻も早く転換する必要があります。
反知性主義は右左には関係ありません。創始したのは多分スターリンです。反知性主義者はときに特別な考え方の科学を盲信することがあります。ミチューリン・ルイセンコ学説はその代表でしょう。iPS細胞には若干その臭いがします。STAP細胞はそうなりかけていました。
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