リーガ・エスパニョーラ2017~2018シーズン開幕: デウロフェウらの活躍でベティスに勝利
リーガ2017~2018シーズンが開幕しました。バルサとレアル・マドリーのプレシーズマッチでアクシデントがあり、スアレスが負傷。これはバルベルデ新監督にとっても大きな誤算で、予定していたフォーメーションがご破算になり頭が痛かったことと思います。
マドリーもCロナウドがレッドカードで退場になったのはまあいいとして、そのあとレフェリーに暴力をふるったということで、5日間の退場というのは大誤算だったでしょう。それにこの処分は、ただ背中を軽くたたいただけで悪意は全く感じない行為だったので、重すぎると思いました。レフェリーに触れるなという、ある種見せしめのような処分のようです。
カンプノウでの緒戦の相手はベティス。開始前にテロで亡くなった方々に黙祷が捧げられました。胸のマークが楽天ではなく、RAKUTENだったのはちょっと良かったかな。欧州の有力サッカーチームも中東や中国の企業家の支配下におかれるケースが増えましたが、彼らの伝統を破壊するようなことは謹んで欲しいと思います。
バルサの2トップはパコと出戻りデウロフェウになりましたが、デウロフェウが気の利いたプレーをしていたのに対して、パコはピントがずれている感じで、まだまだバルサに溶け込んでいるとは言えません。とてもネイマールの穴を埋めているとは言えません。
1点目はオウンゴールですが、デウロフェウのシュートが相手SB(トシュカ)をかすめたものです。2点目もデウロフェウから左MFで出場のセルジへのパスが決まって、セルジが流し込んだものです。
メッシはトップ下で右MFはラキティッチ。底はブスケツ。DFはアルバ・マスチェラーノ・ウムティティ・セメド。GKはテア=シュテーゲンです。新加入のセメドは動きが鋭く、行動範囲も広い感じで、攻撃参加も十分でした。ただしそれは前半の話で、後半はまあ2点リードしたということもあるでしょうが、消えている時間が長い感じがしました。
マスチェラーノはいったんセルヒオ・レオンに抜き去られてから、追いついて神セーヴというプレーがありました。これがバルサの勝因かもしれません。メッシは動きはよかったのですが、シュートをはずしまくりました。またパコやデウロフェウとのコンビネーションはよくありません。セルジはイニエスタの代わりとして十分な働きでした。メッシを通り過ぎるパスでデウロフェウにシュートを打たせるなど、時代の変遷を感じさせるプレーもありました。
ブスケツは好調で彼らしいプレーですが、でずっぱりになりがちで、交代要員がいなければ後半には必ずバテます。彼をどう大事に使うかがバルベルデの課題です。新加入のパウリーニョがどんな選手かよく知りませんが、ブスケツの交代要員として使えればベスト。
ベティスは攻撃陣を総入れ替えして臨みました。レオン・ナウエル・カラマサそれぞれ身体能力が高くていいところがありましたが、得点には至りませんでした。ホアキンも年なので、年間通してのトップ下は厳しいと思います。このチームも難しい課題がありそうです。
2:0でバルサが勝利しましたが、相手関係という感じは否めません。スアレスが帰ってくるまで、好調ならアルダとデウロフェウの2トップという手もあるかなと思いました。ちょっと面白かったのは、バルベルデが後半アレイシ・ビダルをFWで使ってきたことで、そういう手もあるのかと意表をつかれました。
https://www.youtube.com/watch?v=zt0DBmcJ_xE
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