マーラー交響曲第2番「復活」 by チョン・ミョンフン-東フィル@オーチャードホール2017年7月23日
久しぶりの渋谷。昨年のNHKホール以来でしょうか。スクランブル交差点では2Fのスタバに外国人が鈴なりで、交差点の写真を撮っています。何が面白いのかさっぱりわかりません。
地下にある東急のれん街の総菜店をみてまわると、どれも美味の名作料理のように思われます。東横線や井の頭線沿線に住んでいる人はこのようなものを食べているのかと、ちょっとうらやましく思いました。オーダーYシャツの店があって、1着2万円だそうです。
都響がマーラーのシンフォニーをほとんど取り上げなくなったので、ではということで東フィルの「復活」を聴きに行くことにしたわけですが、オーチャードホールは20年ぶりくらいでしょうか。 日本最悪の音楽ホールという意見もあるようですが、「復活」をやるにはちょうど良いサイズかもしれません。指揮者はチョン・ミョンフン(鄭明勳)さん。チケット完売で、この巨大なホールが超満員の大盛況でした。
ソリストではメゾの山下牧子氏の歌声が素晴らしく、大いに感動しました。さらに新国立劇場合唱団はppでも空気の振動が感じられるような素晴らしいハーモニーで、こんなコーラスは聴いたことがありません。チョン・ミョンフンの指揮は折り目正しく、格調高い雰囲気でした。
オケで感じたのは、金管が粘り気が強い感じのパフォーマンスで(多分指揮者の指示)、アンサンブルの正確さより迫力を重視していたようです。都響とはやや異なるやり方でしょう。バンダのミスなどありましたが、2Fの最後列で聴いていても十分な音量と迫力の演奏で非常に盛り上がりました。
「復活」についてはマーラーは第1楽章を28歳の時に作って、その数年後に全曲を完成させたわけですが、その間に様々な作曲の技法を編み出したようで、変化に富んだ楽章の構成、ソリストや合唱を組み込むなど、やはり素晴らしい名曲です。
いつも思うのですが、終楽章の最後の鐘がどうして鐘じゃなくて板をたたくのかというのがよくわかりません。オケを圧倒するような鐘の音をここで聴いてみたいと思うのは私だけなのでしょうか?
Youtube ではウィグルスワース指揮オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=SNEmcB8cBug
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