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2016年11月 2日 (水)

トランプが大統領になればTPPもガラガラポン

A0960_007674たまき氏のブログ(1)には「安倍総理は、私が交渉過程に関する黒塗りの資料を批判した際、『交渉結果がすべてだから交渉過程は公開しない。協定文を見て議論してくれ。』と言ったが、文章にしていない約束(undocumented commitments)があるなら、協定文だけを見て議論しても本質的な議論はできない。」という一文がありますが、実際米国からの米の輸入枠は7万トンではなく、追加秘密枠の4万8千トンがあるそうです(2)。

まあそういう個別の問題は無数にあるのでしょうが、元米国財務長官補佐のポール・クレイグ・ロバーツが言っているように(3)「TPPの唯一の目的は、グローバル企業に、彼らが事業を行う国の法律からの免責を与えることだ。」なので、トランプが大統領選挙に勝って、とりあえずTPPがつぶれることは、日本国民にとって最後のチャンスかもしれません。

米国の言うとおりの政治・経済政策をやっていればよかった今までとはことなり、日本は独立のチャンスを与えられるかもしれません。トランプが大統領になれば、われわれは中国・ロシアとの関係を改善しなければ、日本は国家としての存在が危ういということを自覚できるかもしれません。しかしこのような強大な周辺国家と渡り合えそうなのが小沢一郎という老人しか思い当たらないのが寂しいところです。結局野田聖子や森ゆうこのようなウーマンパワーに期待するしかないのでしょうか。枝野が幹事長を続けられなかったのは残念ですが、彼も今は少し休んでおいた方がよいかもしれません。

1)http://ameblo.jp/tamakiyuichiro/entry-12162083645.html
2)http://blogos.com/article/176190/
3)http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/tpp-43d1.html

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