MTT-サンフランシスコ交響楽団@NHKホール2016年11月22日
あまり外国のオケは聴きに行かない方なのですが、昨年のラハティ交響楽団以来のサンフランシスコ交響楽団を聴きにNHKホールまで行ってきました。渋谷の2番バス乗り場からお召しバスに乗って、もう何年ぶりか覚えていないくらい久しぶりのNHKホールです。巨大なホールがほぼ満員の大盛況でした。
前半はユジャワンがソリストでショパンのピアノ協奏曲第2番。指揮者はMTTの愛称で知られるマイケル・ティルソン・トーマスです。
ユジャワンはセクシーな舞台衣装で有名ですが、今回は乳房が半分見えているようなイヴニングドレスで悩殺。ピアノも最近の進境は著しく、自由自在なニュアンスで素晴らしいショパンを聴かせてくれました。イングリット・フリッターにちょっと芸風が似てきましたかね。オケの方は、「ユジャさん、どうぞお好きにやって」という感じでした。
ユジャワンってどんな人?
https://www.youtube.com/watch?v=gGHswmPxLQY
https://www.youtube.com/watch?v=pn_DKNeUsZ4
ソリストアンコールもやってくれました。
シューベルト(リスト編) :糸を紡ぐグレートヒェン
後半はブルックナーの交響曲第7番。CDで最近聴いたのはシモーネ・ヤング指揮ハンブルク・フィルハーモニカーの演奏でした、これはすみずみまで神経が行き届いた怜悧で繊細な演奏で、ちょっと驚かされましたが、このMTT-サンフランシスコ交響楽団の演奏も特異な印象を受けました。
ヤングよりもさらに女性的な演奏で、実にやわらかく暖かみがあって、それでいてダイナミック。金管は特に素晴らしい迫力でした。宗教的な雰囲気や、ヤング-ハンブルクの演奏で感じられた寂寥感はありませんが、聴衆をハグしてくれるような親密さが感じられる希有の演奏会だったと思います。不思議な体験でした。MTTは1995年からサンフランシスコ交響楽団の音楽監督をやっているそうで、今年で21年目になります。しかしつきあいが長いからといってでてくるものではない指揮者とオーケストラの親密さが、演奏ひいては聴衆のメンタルにも何らかの精神的影響を与えるということを感じました。
終演後外に出ると公園通りは電飾されていました。「青の洞窟SHIBUYA」というそうです。
12月11日(日)午後9時からEテレ「クラシック音楽館」で放映するそうで、これは要チェックです。
MTT-サンフランシスコ交響楽団のマーラー「リサレクション」
https://www.youtube.com/watch?v=nBNhR4UhNVE
MTTらの第9解説
https://www.youtube.com/watch?v=krCiR04u8Ig
https://www.youtube.com/watch?v=783P6CVkszc
マイケル・ティルソン・トーマス: 音楽と感情の奏でる歴史
https://www.youtube.com/watch?v=FD5ZKi-moMU
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コメント
こんにちわ
2階席はがらがらでしたよ
客入りは悪かったと思います
投稿: | 2016年11月24日 (木) 15:24
コメント有難うございます
3Fからみていたので1Fと3Fの状況で
早合点したようです
そうですか 2Fはガラガラでしたか
投稿: monchan | 2016年11月24日 (木) 17:04