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2016年8月27日 (土)

夏の上野動物園

上野動物園で、犬と猫の共通祖先に近いといわれているフォッサを飼育しているという話をきいて、どうしても見たくなりました。フォッサはマダガスカルにしかいない動物で、日本では上野動物園にしかいないそうです。東京の夏は動物にとっては厳しすぎますが、今日はやや涼しいので活動していてくれるかなと思ったのですが、甘かったですね。

珍しい動物にしては案内パンフレットに居場所が書いてありません。しかたなく窓口で尋ねると、園内で最も辺境の地である西園の不忍池周辺にいるそうで、不安な気持ちでそこに直行しました。すると展示所にはいなくて、つがいのうちメスは体調不良で展示していないことがありますという掲示がありました。裏にまわってみると、オスだけ室内展示になっていていました。しかし夏バテなのか隅でちじこまって寝ています。20分くらい見ていましたが、一度も起きませんでした。

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うーん、これは厳しい。うちのネコ達と同様に、手で目を隠して寝ています。ウィキペディアの写真を見ると

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B5

鼻ずらが犬っぽいですね。樹上生活ができるようで、この点は犬や猫と違います。動いているところが見たいので、また涼しくなってから出直したいと思います。そのまま帰るのももったいないので、少し園内をまわってみました。

ところがタテガミオオカミも寝たきりでがっかり。チーターと同じくらいのスピードで走れる動物だそうですが、その面影はありません。

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ところが、無茶苦茶に元気な動物がたくさんいる場所を発見! それは小獣館です。なにしろ全館空調ですから、みんな快適にすごしています。マヌルネコは大変古いタイプのネコで、ネコの原型のような動物です。寒さに耐えるために分厚い毛皮で体を保護しています。これじゃあとても東京の夏には耐えられるわけもなく、冷房完備は当然ですね。ただガラスで囲われた部屋で飼われているので、写真撮影は難しいです。人間やライトなどいろんなものが映り込んで、下の写真はかなりましな方です。

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小動物は元気すぎて、すばしっこく動くので私のコンデジでの写真撮影はほぼ不可能(発光は動物を驚かすので不可)。地下はさらに夜行性動物のために非常に暗くしてあるので、なおさら不可。なぜか哺乳類にまじって、マダガスカルオオゴキブリが展示してありました。非常にのんびりと動くようで、日本のゴキブリとは全然違います。ペットだそうで、売っています。

http://sf-japan.ocnk.net/product/193

ただし例外はミーアキャットです。彼らは穴から出たときに、じっと周りや空をみつめる習慣があるので、まるでポーズをとってくれているようです。ミーアキャットはもちろん猫ではありません。マングースの仲間です。

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ちょっと驚いたのは、まわりで聞こえる言葉の70%くらいが中国語だったことです。北京や上海にも立派な動物園はあると思うのですが、わざわざ子連れで日本に来て動物園とは驚きました。これだけ中国人が大勢来てくれると、上野動物園も当分安泰だと思いました。






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