人工知能の危険・・・ショーン・マクアードルの楽観について
囲碁の世界チャンピオンが人工知能(AI)に負けたと言うショッキングなニュースを受けて、報道ステーションのショーン・マクアードルが、「人工知能の目的は人間が定めるので、危険なのは映画の中だけで全く心配はいらない」と放言していましたが、それはあまりに楽観的な考え方でしょう。彼の言うとおりだと、人工知能の目的に「人心のコントロール」とか「敵を効率的に殲滅させる戦略」とかを指定することもできるでしょう。
人工知能によって世界を支配しようという科学者は必ず出現すると思われますし、それは阻止できても、よほどきちんと規制しないと、知らず知らずのうちに人間はあまり自分で判断せず、人工知能に政治も経済も科学も芸能もゲームも、そして戦争もおまかせという時代になりそうです。最低でも原子力規制委員会と同様な、人工知能規制委員会を立ち上げることは必要でしょう。
ホーキング博士やビル・ゲイツら(下の人工知能のリスクについて・・・を参照)も人工知能の危険性については格段の注意が必要だと警告しています。
http://jp.wsj.com/articles/SB10412567118926353716304581135211873076004
こちら
人工知能のリスクについて
http://ai-revolution.net/risk/
http://www.sankei.com/premium/news/150211/prm1502110001-n1.html
http://logmi.jp/69130
人工知能についてのカンファレンス
https://staff.aist.go.jp/y-ichisugi/besom/20150929wiredai.pdf
報道ステーションには是非人工知能の危険性についても特集でも組んで考えて欲しいと願いたいものです。ショーン・マクアードルのような素人の放言を放置したままでは納得できないですね。これはとてもとても重要な問題です。
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