喫茶店と「のら猫万華鏡」
私が愛読しているブログのひとつに、洞口依子の「のら猫万華鏡」があります。洞口さんは本業は女優ながら、ウクレレを弾くプロの音楽家でもあり、また文章を読んでみればすぐわかるように、素晴らしい文筆家でもあります。
http://www.47news.jp/topics/entertainment/douguchi/272756.html
「学生街の喫茶店は何処へ」というタイトルで書いていますが、確かに喫茶店が少なくなりました。携帯電話が普及してから、喫茶店で待ち合わせというのがなくなり、用途が減ったのが原因なのでしょう。しかし私はむしろひとりで過ごしたいときに(大学時代は寮生活だったので)、あるいは音楽を聴きたいときに喫茶店に良く行きました。寮の先輩には、夏の暑い時期には昼間はほとんど喫茶店で過ごすという剛の者もいました(当時の学生寮にはエアコンがありませんでした)。
渋谷には「らんぶる」「ウィーン」「白鳥」などの巨大で重厚な喫茶店が林立していて、私たち学生のたまり場にもなっていました。今でも残っているのは道玄坂の「ライオン」くらいでしょうか。しかし現在ではドトールやスタバというライトなお店はそこそこあって、音楽を聴いたり待ち合わせしたりお話したりというより、ひとりで軽いブレイクやタバコという用途がメインのようです。私はどちらかを選べと言われれば、断然ドトール派です。コーヒーの味が決め手です。ただドトールやスタバで告白や別れ話というのは似つかわしくないですね。やっぱり暗い喫茶店の片隅でボソボソ話すのが味わい深いと思います(古いか)。でもそれなら、今の学生達はどこでそんな話しをしているのでしょうか? Line ですませる? それはないでしょう。
喫茶店で思い出すのはなぜかこの曲
https://www.youtube.com/watch?v=sEyOtFWiqow
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