都響会員券狂想曲
明日はいよいよクラシコです。カタルーニャが独立の手続きをはじめたので、来シーズンはあるかどうかわからないクラシコですが、さてどうなるのでしょうか? しかしその前に、都響会員は契約更新を行わなければなりません。今年からいろいろ変更があって、ただでさえ早い者勝ちで大変なのが、なおさら難しくなってしまいました。
一昔前はもっぱら電話だったので1時間は覚悟してかけ続けるなどという苦労があったのですが、いったんつながればまず間違いは無いわけです。しかしウェブサイトからだと、「あれどっちかな」などとつまっても、教えてもらいながら進めることができません。まして大きな変更があったときなどは困ります。
まずログインしてマイページにはいり、「継続・退会」または「変更・追加」の分かれ道があるのですが、これでまず迷います。AB会員からAC会員に変更したいときは、どうしましょう? 慎重な人ならまず「継続・退会」にはいって、Aを継続、Bを退会してから「変更・追加」にはいり、Cを追加しようとするわけですが、実際そうしてみるとCの選択肢がなくて立ち往生します。実はこの場合はマイページを閉じて、購入出来るすべてのチケットを表示させ、そのなかにC会員になるという選択肢があらわれるので、そこで手続きします。これって気がつかないこともありがちですね。
さて「変更・追加」から入る人もいるでしょう。この場合Cの選択肢が現れるので、そこをチェックしてC会員になれます。つまりCを追加という手続きですね。ここでいったん確定して、その後Bを退会するために「継続・退会」に移動して退会しようとすると、多分できません。そのまえに確定した段階で、ABC会員になることを確定してしまったことになるからです。これは実損をともなうので大ショックということになります。
そういうわけで、どちらから入ってもグダグダになってしまう可能性があります。こういうウェブサイトを設計する人は、自分はよくわかっているので間違いようがないと思ってしまいがちですが、実際に運用してみるとグダグダになって、トラブル頻発もあり得ます。
今年は半年売りがなくなって、すべての会員券が1年売りになってしまうので、途中で転勤になったり、病気になったりするとアウトです。プログラムがかぶっているとか、Cに平日がはいるところは問題だと思いますが、割引率が高くなったことは評価出来ます。半年売りがなくなったことで、この機会を逸すると1年待ちということになるので、良い席をゲットするのはきびしく、それどころかすぐに全席売り切れになってしまいます。システムにもすごい負荷がかかったようで、開始してしばらくはつながりにくい状態がつづきました。なんだ電話と同じじゃないかと言いたくなります。
コンピュータの世界では、人間が入力ミスしたり誤解したりすると情け容赦がありません。いかにヒューマンtoヒューマンのインターフェイスが優しく親切かと言うことを実感した1日でした。今日は質問の電話やメールが殺到して都響の事務所は大変だったのではないかと思います。2年目からはもう少しましなシステムになることを期待したいです。
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