トリチウムで日焼け
週プレニュースに驚くべき記事が出ていました。週刊プレイボーイ編集部と菅直人元総理らは、福島第一原発の沖 1.5kmに船を出して、原発周辺の謎の霧観察や海水のサンプリングを行い、長崎大学大学院工学研究科の小川進教授らと共に分析しました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151025-00055426-playboyz-soci
少し記事を引用します。
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船上取材に同行した放射線知識が豊富な「南相馬特定避難推奨地域の会」小澤洋一氏も、後日、あれは気になる現象だったと話してくれた。「私は昔から海へ出る機会が多いのですが、フクイチだけに濃い霧がかかる現象は記憶にありません。凍土遮水壁の影響で部分的に地上気温が下がっているとも考えられますが、トリチウムが出ているのは事実なので、その作用で霧が発生する可能性は大いにあると思います。だとすれば、あの船上で起きた“気になる出来事”にも関係しているかもしれません」
その出来事とは、取材班全員が短時間のうちにひどく“日焼け”したことだ。フクイチ沖を離れた後、我々は楢葉町の沖合20㎞で実験稼働している大型風力発電設備「ふくしま未来」の視察に向かった。この時は薄日は差したが、取材班数名は船酔いでずっとキャビンにこもっていたにもかかわらず、久之浜に帰港した時には、菅氏とK秘書、取材スタッフ全員の顔と腕は妙に赤黒く変わっていた。つまり、曇り状態のフクイチ沖にいた時間にも“日焼け”したとしか考えられないのだ。
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トリチウムのβ崩壊
トリチウムはDNAに取り込まれたあと、上記のようにβ崩壊してヘリウムを生成するので、その部分のDNAが壊れ(水素がはいっているはずなのに、ヘリウムがはいっている分子に変わってしまう)、突然変異が誘起されます。実際はるか昔から実験的に突然変異が発生することはわかっていました。
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/61055020.ja.html
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/62055019.ja.html
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/63055023.ja.html
http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2012_04/jspf2012_04-228.pdf
皮膚にβ線(電子)がぶつかることによって、紫外線(電磁波)と同様皮膚が焼けて日焼けになったのでしょう。トリチウム焼けが日焼けより始末が悪いのは、気管支や食道に霧などに含まれるトリチウムを吸い込むと、それらの臓器まで焼けてしまうことで、つまりクリームやファウンデーションでは防げないということです。気管支や食道が日焼けすると癌が発生する可能性が高まると思われます。ともかく福島第一原発には無防備では接近すべきではないでしょう。
このトリチウムをはじめとする放射性同位元素(トリチウムはまだましなほう)をバンバン発生する原発を稼働させるなどというのは、狂気の沙汰としか思えません。
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実は電子顕微鏡では、電子を標本に当てて、その透過・反射によって形を判別するという原理になっています。ここで大きな問題は電子があたることによって、標本が焼けてしまうということです。焼けるとまるでスルメイカをコンロで焼くときのように、標本が湾曲して観察できなくなってしまいます。そこで炭の粉を標本にまぶして観察するわけですが、まさか炭の粉を飲むわけにもいかないので、水蒸気としてトリチウムをとりこまないように、吸湿性のマスクを使うくらいでしょうか。顔や肌には炭の粉を塗るのが有効だと思われます。
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