« クラウス・テンシュテット: 超絶の名演奏 | トップページ | 2015~2016 リーガ・エスパニョーラ4: 相手に恵まれ有り難く1勝 »

2015年9月19日 (土)

都響-クリスチャン・マチュラル チャイコフスキー交響曲第6番@サントリーホール2015年9月19日

Imgz都響のプロムナード・コンサートです。今日は体調はあまり良くなかったのですが、出かけることにしました。やっぱり新橋でダウンして、薬局に飛び込みボルタレンを購入。土曜日デイタイムのコンサートとあってサントリーホールは大盛況でした。

本日の指揮者はクリスチャン・マチュラル。昨年からフィラデルフィアの常任をやっているそうで、若手の実力者なのでしょう。コンマスは四方さん。気合いが入っているようでノースリーヴです。サイドは矢部ちゃん。そして2列目に久しぶりでマキロンの顔が見えます。1年の留学を終えて帰団したようです。頼もしいメンバーが帰ってきました。チューバはピンチヒッターで仙台フィルのピーター・リンクさんかな?

ヴァイオリンのソリストはヴィヴィアン・ハーグナーのキャンセルで川久保賜紀に交代。それにしてもショーソンの「詩曲」がこんなに良い曲だったとは・・・。川久保さんも都響も素晴らしい演奏でした。「序曲とロンド・カプリチオーソ」はちょっと特殊な演奏でした。正確に弾くことを重視したサロン的な演奏で、素晴らしい演奏ではあるのですが、スペイン情緒とか聴衆へのアピールという点では物足りない感じもしました。アンコールはクライスラーの「中国の太鼓」。

前半はマチュラルはネコをかぶっていたようです(ソリストの音楽的趣味に合わせていたとも考えられますが)。後半のチャイコフスキー「悲愴交響曲」になると、すごいパワーでオーケストラを鼓舞して、ロシア的な爆演を展開しました。都響も前半とは異なる力業の演奏で、聴衆は完全にねじ伏せられました。都響からこの分厚く粘り強い音を引き出すとは、この小太りの指揮者マチュラルはただ者ではないです。

Maestro Christian Macelalu

SCHUMANN Symphony No. 4 @ Detroit
https://www.youtube.com/watch?v=jCdQrkwUuEo

子供達のオケを指揮するマチュラル
https://www.youtube.com/watch?v=CNIFX5oSAfY

バッハ
https://www.youtube.com/watch?v=xbhpNH1aEVs

| |

« クラウス・テンシュテット: 超絶の名演奏 | トップページ | 2015~2016 リーガ・エスパニョーラ4: 相手に恵まれ有り難く1勝 »

音楽(music)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 都響-クリスチャン・マチュラル チャイコフスキー交響曲第6番@サントリーホール2015年9月19日:

« クラウス・テンシュテット: 超絶の名演奏 | トップページ | 2015~2016 リーガ・エスパニョーラ4: 相手に恵まれ有り難く1勝 »