サラとミーナ163: セミを狩れないサラ
写真の上端にセミがいます。もう羽はボロボロで、うちのベランダを死に場所に選んだと思われますが、まだ網戸につかまっています。
これに気がついたサラはなんとか捕まえようとしますが、あまりにも高いところなので届きません。
サラはとても目が良いのですが、弱点があって若い頃から遠視なのです。15cmくらいの距離になると、かなり怪しくなってはっきり見えていないと思います。ミーナは10cmくらいまでは大丈夫です。人間同様、ネコの視力にも個体差がかなりあります。
ネコの眼は人間と比べて、動くものを眼で追いかける能力や、夜間の視力については圧倒的に優秀ですが、10cmより近くを見る能力については、人間の眼の方が圧倒的に優秀です。
そうしてみると、サラは15cmより近いものについては、ヒゲだけがたよりになります。ネコのヒゲには強力な感覚神経が伸びてきていて、敏感に接触を感じることが出来ます。ヒゲは多数あるので、当たり方を脳で画像処理して、目で見なくてもだいたいの形を認識できることがわかっています。
ただサラの場合、ヒゲの長さが7~8cmとして、ヒゲに当たるまでの数cmが死角になっていて、これは生きていく上でハンディキャップですね。
サラはシェルター時代から、あまり人に抱かれるのが好きじゃなかったと聞きましたが、これは多分遠視のため、抱いている人の顔が認識できていなかったからだと思います。
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