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2015年7月21日 (火)

氷河期が近づいているのか!?

A0790_001035酷暑の毎日ですが、背筋がぞくっとする話題です。

Maunder minimum (マウンダ-極小期) という言葉を最近知りました。これは1645年から1715年にかけて起こった、太陽の黒点がほとんどみられなかった期間だそうです。この時期にはテムズ川の凍結が起こるなど、地球はミニ氷河期だったそうですが、最近ニューカッスルの Northumbria 大学教授 Valentina Zharkova が英国天文学会で報告したところによると、あと15年前後で地球は再びそのミニ氷河期に突入するとのことです。

報告の内容は私には理解できませんが、権威のある専門誌に論文も発表されているので、信頼できる報告だと思います。私たちも準備する必要があります。私が政府高官なら、嘉手納基地を返還してもらって、首都を沖縄に移転する準備をしますが、どうでしょう。これはまじめな話です。東京は雪が降るとジ・エンドです。いやいやその前に多摩川が凍結したら、どこから水道水を供給するのでしょうか?

ザルコヴァ教授は “The Sun buys us time to stop these carbon emissions” (太陽は二酸化炭素放出を削減するための時間を私たちに買ってくれたのです)と発言しています。そうですね、寒いからと言ってバンバン石油や石炭を燃やしていると、氷河期が終わったときに想像を絶する危機がせまってきます。この太陽がくれた絶好のチャンスに、私たちは地球温暖化を防ぐための施策を完了しなくてはなりません。

News
http://www.iflscience.com/environment/mini-ice-age-not-reason-ignore-global-warming

Hp (ザルコヴァ教授のホームページ)
https://www.northumbria.ac.uk/about-us/our-staff/z/professor-valentina-zharkova/

Abstract of the Paper (論文の要約)
http://iopscience.iop.org/0004-637X/795/1/46/article?fromSearchPage=true

論文: Simon J. Shepherd, Sergei I. Zharkov, and Valentina V. Zharkova (2014)
Prediction of Solar Activity from Solar Background Magnetic Field Variations in Cycles 21-23
The Astrophysical Journal  Volume 795   Number 1

(写真はフリー写真サイト「足なり」より拝借いたしました)

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