地熱発電を支持しよう
日本全国でマグマの活動が盛んになってきた今こそ、地熱発電のチャンスでしょう。
私は高橋氏の意見を全面的に支持します。地熱発電による自然破壊は、原発から際限なく垂れ流される放射性同位元素のことを考えると、たかがしれています。
高橋真理子氏 朝日新聞編集委員のレポート
http://bylines.news.yahoo.co.jp/takahashimariko/20141015-00039960/
原発をなくしていくためには大型地熱発電所の開発は避けて通れないと思う。
なぜ地熱発電の開発が90年代に入ってピタッと止まったのか。その理由を突き詰めて考えてみると、地熱発電の欠点として挙げられるあれこれの理由は「言い訳」に過ぎず、要は日本政府が原発を推進してきたからだという点に行き着く。
何しろ地熱発電の特徴は原発にそっくりなのである。変動せずに安定に発電でき、二酸化炭素もほとんど出さない。しかも投入エネルギーに対する電力生産量は石炭や石油を上回る。こういうそっくりな特徴を持つ二つの発電方式のうち、一方だけを日本政府は厚遇した。原発だけに至れり尽くせりの制度を作った。つまり、政府は原発を選んで地熱を捨てたのである。だから、インドネシアを始めとする世界各国で地熱発電所が次々と開発される中で、日本だけが「眠りに入ってしまった」のである。
だが、今や原発にはとんでもないリスクがあることが明らかになった。原発のリスクを小さいと見たからこそ地熱を捨てることもできたのだろうが、その前提条件が変わった以上、政府は新しい方針を明確にしなければいけない。
そもそも、原発は発電するだけなら大型地熱発電より簡単だったかもしれないが、放射性廃棄物は地層処分をせざるをえず、結局、地下奥深くを調査しないわけにはいかない。「地下は開発リスクが高いから、手をつけられない」などとは、どっちにしろ言っていられないのだ。
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