2015UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ
カンプノウでの3点貯金は大きいとはいえ、最近はホームでの大逆転がお家芸となっているバイエルンなので、油断は厳禁です。FCバイエルンはFW:レヴァンドフスキ・ミュラー、MF:チアゴ・アロンソ・シュバインシュタイガー・ラーム、DF:ベルナト・ボアテング・ベナティア・ラフィーニャ、GK:ノイアー。バルサはFW:ネイマール・スアレス・メッシ、MF:イニエスタ・ラキティッチ・ブスケツ、DF:アルバ・マスチェラーノ・ピケ・ダニ、GK:テア=シュテーゲン。
FCバイエルンのユニフォームはブラウグラーナで、これはいただけません。やっぱり真紅でないと違和感があります。さすがにバイエルンは攻めてきます。6分チアゴのシュートは、ピケが体を投げ出して止めます。バルサも必死です。しかし7分CKからベナティアのヘディングを、テア=シュテーゲンが手に当てながらも、無情にサイドネットに吸い込まれ失点。スタンドのテンションは上がります。
15分バルサは低い位置でパスを受けたメッシが、DF裏に抜け出すスアレスに絶妙のスルーパスを通し、スアレスがシュートできると思いましたが、より確率が高そうなフリーのネイマールに横パス。これでネイマールが楽勝のゴール。スアレスがこんなにクールな選手であることを、移籍してきたときに誰が予想したでしょうか? この絵に描いたようなメッシのスルーパスが決まったのは、メッシにパスを出す前のネイマールがテレテレとドリブルするうちに3人~4人とバイエルンの選手が集まってきたために、スアレスのケアが手薄になっていたからです。
これでバイエルンには4点が必要となったため、バルサに安心感が出たのか、この後めちゃくちゃに攻め込まれます。19分ラームからの球をミュラーがヘディングで合わせて左上隅に決まったかと思ったところ、テア=シュテーゲンがギリギリで掻き出しました。彼は26分のレヴァンドフスキとの1:1のシュートも神の手でセーヴ。29分チアゴに切り返さないタテのフェイントでDFラインを突破され、ミュラーに打たれますが、これも止めます。このあたりのバイエルンの猛攻をなんとかしのいだことがバルサの勝因です。ミュラーのシュートの直後、中盤にいたメッシが素晴らしいバックヘッドパスでスアレスに、スアレスがドリブルするうちにDF二人が止めに来たので、またフリーのネイマールにパス。ネイマールはトラップして狙い澄ますという冷静なプレーでゴール。これでバイエルンの息を止めました。
しかしバイエルンも満員のファンを無視してあきらめることはできません。40分イニエスタがミスって球を奪われ、レバンドフスキのシュートを食いますが、またもやテア=シュテーゲンがスーパーセーヴ。こぼれた球がゴールラインを2/3までわりかかったところをさらに掻き出して失点を免れ、ついに1:2のリードで前半を終えました。
後半はさすがにゆるんだか、レヴァンドフスキとミュラーにゴールを割られて3:2で敗戦しましたが、トータル5:3でバルサ勝利。バルサ決勝進出です。レアルマドリーはシュートをあせってはずしまくり、ホームでの引き分けでトータルユベントスに敗れました。決勝はバルサとユベントスの対戦になりました。6月6日にベルリンのオリンピックスタジアムでの開催となります。
https://www.youtube.com/watch?v=fGO5y3N3VmQ
https://www.youtube.com/watch?v=cL4H_vL_VJw
https://www.youtube.com/watch?v=Rmhfa_gQXpw
リーガ・エスパニョーラのストライキは中止されました。
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