大野和士 都響音楽監督就任記念公演 ベートーヴェン交響曲第5番「運命」@サントリーホール2015年4月3日
桜の季節です。団地も駅も満開。サントリーホールへの道も花盛りです。カラヤン広場には屋台のような店が並んでいました。
今日は大野和士氏が都響の音楽監督に就任して初めてのコンサートということで、開演前に舞台に登場して、挨拶と楽曲解説を行いました。さっそくマイクのスイッチを入れ忘れてかなり長い間しゃべってしまうというボケをかましてくれました。お話の内容もあまり整理されていなくて、リハ不足がもろに出てしまいました。会場はチケット当日券も含めて完売にもかかわらず、結構空席がありました。本日のコンマスは矢部ちゃん、サブはゆづき。マキロンが留学中と言うことで、ゆづきさんは大忙しです。
しかし音楽のほうはさすがに素晴らしい。シュニトケのシンフォニーも第4楽章などは少しですが感動しました。だけどどうして就任冒頭にこんなわかりにくい音楽をもってくるのか、そのセンスに疑いをもたざるを得ません。シュニトケの音楽ははじめて聴くので、少し予習をしていったのですが、なかなか親しみ深い作品が多くてびっくりしました。よりによって最もわけのわからない作品をもってきたようです。マーラーも最初に7番をやるようですし、彼の意図はよくわかりません。
シュニトケの作品↓
Suite in the old style - Minuet
https://www.youtube.com/watch?v=6SHEJwbosaM
Story of an unknown actor
https://www.youtube.com/watch?v=M3EuHTOLG8o
Clowns und Kinder
https://www.youtube.com/watch?v=AKuMJL1qdnw
Declaration of Love
https://www.youtube.com/watch?v=vAVVXff_4BM
Polyphonischer Tango
https://www.youtube.com/watch?v=Oct3qvTqa2g
問題の交響曲第5番
https://www.youtube.com/watch?v=C-2U0kq6z6s
休憩後の後半は、仕事を終えてかけつけたのでしょう。客席はほとんど埋まっていました。そしてベートーヴェン「運命」交響曲はさすがに文句なしの名演でした。精密なアンサンブルの中で、熱い躍動感がたまりません。これはインバルを凌駕していると思いました。中根(1Vn)さんが乗りに乗って弾いていたのが印象的でした。
私が演奏会に来るときにはたいてい来ているわんちゃんがいます。私よりずっとたくさん都響の音楽を聴いてきたんでしょうね。
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