2014~2015 リーガ・エスパニョーラ第29節 バルサスタイルのセルタに苦戦
リーガもあと10試合となり、バルサには取りこぼさないよう慎重なプレイが求められますが、それが消極的な気持ちを誘わないとも限りません。微妙な状況の中で、ガリシアのビーゴに遠征してセルタとの対戦です。スタジアムはエスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス。セルタ・デ・ビーゴは、昨年はルイス・エンリケが監督をやっていたチームで、フォンタスやノリートはバルサ出身者ということもあり、姉妹のようなチームです。
セルタはFW:ノリート・ラリベイ・オレジャナ、MF:Aフェルナンデス・Pエルナンデス・クローン=デリ、DF:デリ・フォンタス・カブラル・ウーゴ・マジョ、GK:アルバレス。バルサはFW:ネイマール・スアレス・メッシ、MF:イニエスタ・ラフィーニャ・ブスケツ、DF:アドリアーノ・マチュー・ピケ・ダニ、GK:ブラーボ。
セルタには今シーズンカンプノウで苦杯を喫しました(http://morph.way-nifty.com/grey/2014/11/post-cd3e.html)。このときにはGKからの一発でやられたのですが、ホームでは完全にバルサスタイルのサッカーで、FWの3人も前から厳しくからんできて難しい展開です。バルサはクラシコに勝利して4ポイント差になったことで、何かゆるんでいる感じがします。
セルタの攻撃は組織的で、11分にはラリベイに左からシュートを打たれてあわやというところをブラーボの好守で失点を免れました。直後にバルサもメッシがドリブル突破からのシュートを打ちますが、アルバレスにはじかれます。その後もノリートに左を突破されて、再度ブラーボに助けられるなど、危ない場面が頻発でした。極めつけは42分、右のオレジャナから中央でフリーのラリベイに折り返され、やられたと思った瞬間にボレーを当て損なってゴール上空を通過しました。トラップしても間に合ったと思うので、バルサは命拾いしました。
後半もバルサは決め手なく、12分にはラフィーニャに代えてチャビを投入。この困難な試合に突破口を開いたのは、なんとクラシコに続いてCBのマチューでした。CKをファーエンドからヘディングでゴール右上隅を突き刺しました。ピケとブスケツを加えた長身トリオのヘディングシュートがこれからのバルサのストロングポイントになるかもしれません。
セルタとしては勝てそうな試合だったので、最後はセルタの選手が荒れて、オレジャナは芝生をブスケツの顔に投げつけるという暴挙でレッドカード。後味の悪い試合となりました。アディショナルタイムにはメッシがイージーなシュートをミスるなど、最後までどうしても気合いがはいらない試合でした。まあよく勝てたものです。
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