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2015年3月27日 (金)

ヒトはなぜキスするのか?

便の成分は水分を除くと食物残渣が10~20%くらいで、あとは腸壁細胞の死骸と細菌からなっています。腸には未分化な幹細胞があり、一生の間ずっと腸上皮細胞を生み出し続けます。どんどん生み出し続けるのはいいのですが、どうしてそうしなければならないほど毎日大量の細胞が死ぬのかというのはよくわかりません。大量の細菌やウィルスと接触することが原因なのでしょうが、腸上皮細胞は寿命が1週間ほどしかありません。まあ文学的に表現すると、激務のために長生き出来ないということになりますが、人と同じくらい長生きの脳細胞はといえば、彼らがのんびりしているわけでもないので、激務というのはあまり良い表現とは言えません。

人は大腸菌と共生しているといわれます。大腸菌が人には作れないビタミンを生成したり、消化を助けたりするからですが、それが真実なら、また大量の腸細胞と大腸菌の死骸が毎日糞となって放出されているのも真実です。

ところで多くの動物はキスをしません。キスをしているところ(実際にはキスそのものではないことが多いと思いますが)を撮影出来れば自慢出来るくらいです。それにくらべて、人は日常的にキスをするめずらしい動物です。このことは人には体毛がほとんどないことと関係があるのではないでしょうか?

動物は日常的に毛繕いしますし、親しい個体はお互いに体毛をなめ合って親交を深めています。うちのサラとミーナもよくお互いをなめあっています。これは間接キスともいえるので、お互いが持っている細菌を交換することができます。人ではそうはいかないので、細菌を交換するにはキスなどが必要です。

なぜ細菌の交換が必要なのでしょうか? 細菌は紫外線や放射線による点突然変異や、プラスミド(DNAの別荘とでもいいましょうか)の移動などによって、DNAを新鮮化していますが、腸には紫外線が届かない上に閉鎖空間に近いので、外から全く異なるDNAが取り込まれることは大歓迎です。では同じく毛がないイルカはキスするのか?

するようです(http://blog.goo.ne.jp/junane0215/e/f3203ffd0a81e468b4bbf0e1d72ec1ee より拝借しました 有難うございます)

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