2014~2015 リーガエスパニョーラ第13節: 不出来な中でバレンシアに勝てたのは大きい
バレンシアとメスタージャで対戦です。昔マルチェナとアルベルダがDFの要だった頃には、暴力的な守備でケガするのが心配ではあっても、悪玉チームとの対戦で盛り上がったのですが、その後見違えるようなスマートなチームになったと思ったら、選手がどんどん入れ替わって名前も覚えられないような状態となりました。こういうやり方はチームとしてのアイデンティティーが薄弱になるので、どうかと思います。
バレンシアはネグレドの1トップ、2列目:ロドリゴ・ゴメス・パレホ・フェグリ、ボランチ:フエゴ、DF:ガヤ・オタメンディ・バラガン・ムスタフィ、GK:ジエゴ=アウヴェス。ひとりひとりを見ると、なかなか良い選手を集めていることは事実です。バルサはFW:ネイマール・スアレス、MF:メッシ・チャビ・ブスケツ、ボランチ:マスチェラーノ、DF:アルバ・マチュー・ピケ・ダニ、GK:ブラーボ。
バルサもそろそろ連戦の疲労がでてくる時期になりました。バレンシアから移籍してきたマチューが球を持つごとに、盛大なブーイングの嵐でやりにくい雰囲気です。バルサはかなり選手の反射神経が鈍くなっている感じです。前半のメッシに至っては休んでいる時間が多すぎます。たまに球を持っても、パスミスするかロストしてしまうかというひどい出来。連続ハットトリックの反動が来ている感じです。チャビ・ブスケツの中盤、ボランチがマスチェラーノというやりなれない布陣も機能不全で、しばしばバレンシアのカウンターに危険にさらされます。
11分ロドリゴにブスケツがきれいに交わされてシュートされ、これはブラーボがなんとか止めました。ブラーボは後半にもフェグリとネグレドのもうダメという1:1の強烈なシュートを連続セーヴして、今日最大の殊勲者です。スアレスは1;1のシュートを止められるとか、フリーのメッシを見逃すとかミスが目立っていて、そろそろ疲労がきているなという感じでした。ネイマールのスルーパスを受けてゴールするシーンがありましたが、不運にもオフサイドの判定。リプレイではオフサイドはなかったので、スアレスは今日はツキにも見放されています。
ネイマールはまだ好調だと思いますが、メッシとはリズムが合っていません。意識して何とか合わせようとはしていますがね。ネイマールはスアレスとは相性が良いように感じました。メッシは自分のリズムに合わせてくれるダニやチャビでないとやりにくそうです。ただ彼はそれは自覚していて、過度にワンツーを要求するのは遠慮しているようです。
後半なかばになっても得点出来ないので、バルサはマチュー→ラキティッチ、チャビ→ラフィーニャ、スアレス→ペドロの交代をおこなって、懸命に攻めますが、その効果が出たのはアディショナルタイムも終わろうと言う頃。右のメッシが上げたクロスがネイマールの頭にぴたりと合いますが、このヘディングはジエゴに体で止められました。しかしその跳ね返りをブスケツがたたき込んで、ついにゴール。1:0でバルサ勝利です。
しかし勝利を喜ぶバルサイレブンに、観客席からモノが投げられ、メッシが頭を負傷しました。選手はめまぐるしく入れ替わっても、メスタージャの観客のガラの悪さは変わっていないようです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ig5GYAe7Zt0
https://www.youtube.com/watch?v=oVUEp88URes
https://www.youtube.com/watch?v=aaUNGEe_RAg
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