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2014年11月11日 (火)

カタルーニャは バルサは どうなるの?

Spain106470__180_2カタルーニャ州議会は9月19日に独立を問う住民投票の実施を可決しました。しかしスペイン政府のマリアノ・ラホイ首相は9月29日「住民投票は違憲」として憲法裁判所に提訴しました。憲法裁判所はこの提訴を受理し、住民投票を差し止めるべきとの判断を下し、いずれ住民投票は違憲との判決を出すものと思われます。そんなことはおかまいなく、カタルーニャは民間ボランティアによって11月9日に住民投票を実施し、約8割の賛成票が投じられたとのことです。

しかしながらカタルーニャは合法的に独立することはできません。州の軍隊を作ってマドリード政府とゲリラ戦をはじめるか、自治権の拡大をめざしてマドリード政府と交渉するかという選択肢が考えられます。後者になるとは思いますが、税金の支払いを拒否するなどの事態が考えられ、予断が許されない事態になりつつあります。

スペイン・カタルーニャ、独立投票を強行へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141108-OYT1T50080.html

カタルーニャ独立、住民投票を前に支持派勢い
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2343884.html

カタルーニャ、独立住民投票を強行=スペイン政府と緊張高まる
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110900068

動画ニュース
https://www.facebook.com/newsdouga/posts/730573237017810

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カタルーニャ、独立投票を強行=8割賛成
http://www.asahi.com/articles/ASGCB2HRKGCBUHBI00F.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00000009-jij-eurp

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クレヨンしんちゃんがカタルーニャ独立の旗印になっているようです。どうして?

スペイン通のお話によると

アメリカ式の自由なテレビ放送を受け入れた日本と違ってヨーロッパはテレビ放送が長らく国営に限られてた 80年代に入ってから次第に民放チャンネルが出来てきたんだけど、 番組を自作する力が無い上にアメリカ製の良コンテンツは国営放送が独占していて、契約料も高くて手を出す余地が無かった。 そこで当時放送事業に進出し始めていたイタリアのあのベルルスコーニが目をつけたのが日本のアニメ番組。契約料が安いしアメリカの作品並に質も高かったから。

その後ベルルスコーニが他のヨーロッパ諸国の放送局も買収して、イタリアでの日本アニメ成功の流れが波及して、フランスやスペインでも日本アニメがどんどん放送されて人気を得るようになる。 その中でスペインでは立場の弱い地方局が日本アニメを積極的に買い付けて地方言語に吹き替えるようになって、結果としてフランコの独裁政権下で追いやられていた地方言語の復権に部分的に寄与した。言語の継承において一番大切なのは子供に受け継いでいくことだからね。

だから子供の頃日本アニメの吹き替えで自民族の言葉に親しんだ世代にとって、クレヨンしんちゃんら日本のアニメキャラはナショナリズムと密接に結びついてる。 外国製のキャラクターがシンボルになってるのは本当に奇妙だけどね。 去年同じスペインのバレンシア州で地元テレビ局が強制的に閉局された際に起きたデモでも 「私たちは悟空からバレンシア語を教わった」とドラゴンボールの悟空の絵を掲げている人達がいた。

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私は歴史的に言っても、民族・言語から言っても、カタルーニャは独立した方がよいと思いますが、ともかく平和的に独立が成功することを祈りたいところです。しかしたとえ平和的に独立が成立したとしても(おそらく不可能だとは思いますが)、バルサはどうするのでしょうか? ウェブサイトでは、もうバルサはフランスのリーグ・アンと接触しているといううわさが飛び交っています。しかし外国のチームをリーグに受け入れるなどということが可能なのでしょうか? 

スペインと激しく対立するという状態で分離しようとした場合、EUにも加盟出来ないでしょうし、困ったことになります。唯一の期待はスペイン内戦時にカタルーニャに介入して独立をつぶしたロシアが、今度は後ろ盾になってくれるかもしれないということでしょう。ウクライナ問題を有利に運ぶためのカードとして使われるかも知れませんが、それでもカタルーニャは頼るのではないでしょうか。私がカタルーニャの知事だったとしても、EUが動かないならロシアに調停を頼みます。

さて曲がりなりにもカタルーニャが分離した場合、困るのはバルサだけではありません。エスパニョールはもっと困ると思いますよ。カタルーニャからリーガ・エスパニョーラに加入するのは裏切りとみなされるでしょう。

(写真は Pixabay より)

 

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