2014~2015 リーガ・エスパニョーラ第5節: マラガ鉄壁の守備でドロー
アンダルシアのラ・ロサレーダでマラガFCと対戦。夜10時からの試合にもかかわらずスタジアムは満員の盛況です。
マラガはFW:アムラバト・ドゥダ・カスティジェホ、MF:ファンピ・カマーチョ・ダルデール、DF:ミゲル=トーレス・ヴェリグトン・セルヒオ=サンチェス・ロザーレス、GK:カメニ。433ですが、むしろトリプルボランチという感じのシステム。ファンピって妙な名前だと思ったら、やはりニックネームで本名は Juan Pablo Anor Acosta というベネズエラ人だそうです。
バルサはFW:ネイマール・ペドロ、MF:イニエスタ・メッシ・ラキティッチ、底:ブスケツ、DF:アルバ・ピケ・バルトラ・ドウグラス、GK:ブラーボ。マチューとダニはお休みでベンチにもはいりませんでした。
芝が悪くて危険です。開始早々ペドロが躓いてケガしそうでした。8分にはカメニのキックが直接アブラバトに届いて、あやうく突破されそうになりましたが、なんとかGKがシュートをキャッチして事なきをえました。15分には絶好の位置からFKを得ましたが、メッシがはずしてしまいました。
マラガは4バックの間隔が狭く、さらにその前にトリプルボランチが立ちはだかっているので、中央のドリブル突破は不可です。スルーパスも困難なくらい間隔が空いていません。DFラインが低いので、今シーズンの売りである一発裏へという作戦も困難です。唯一左右のSBが攻撃参加でクロスを上げることはできますが、中の人数が違うのでカウンターのおそれもあり、どんどん上げるというのはそれなりの危険も伴います。しかしそれしかないので、アルバとドウグラスは忙しい試合です。26分にアルバがペドロに左からクロスを上げて、ペドロが胸に当てますが、惜しくもそれてしまいます。43分にもアルバが左からゴールを横切るクロスを供給しましたが、メッシの突入が間に合わず、抜けてしまいました。完全にマラガのペースにはまって、0:0で前半終了。
後半16分、CKからバルトラがヘディングで狙いましたがきまらず。ついにエンリケはネイマールとペドロを、サンドロとムニールの交代という劇薬を処方しました。しかしさしたる効果は無く、逆に23分には左をえぐられ、クロスからロサーレスのミドルシュートを食ったり、26分にはドゥダに代わったルイス=アルベルトのFKをブラーボがさわった球がポストに当たるという危険な瞬間もありました。37分にはメッシがヴェリグトンの「のどわ」で倒されるというヴァイオレンスがありましたが、イエローカードで済んでしまいました。「のどわ」は格闘技の技なので、レッドカードが妥当と思います。
こういうどうにもならない試合では、ブスケツとイニエスタ(アドリアーノに交代した方が良いが)をCBに下げて、ピケとバルトラをヘディング要員としてゴール前に出すというような思い切った作戦も必要ではないかと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=GVI0Dv2Ht4k
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