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2014年8月 6日 (水)

理研は病んでいる

笹井氏の自殺は大きな衝撃でした。来世での安らかな暮らしを祈って合掌するのみです。
それにしても理研はなんという組織なのでしょう。自殺翌日には笹井グループの研究者に今後の意向調査をしたというではありませんか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140806-00000006-kobenext-soci

葬式も終わらないうちにサクサク実務を進めるというのは、理研自体が精神疾患を患っているとしか思えません。遺書の内容が宛先の人間も知らないうちにリークされるというのも異常事態で、警察も狂っているようです。

政府が基礎研究をタイトにコントロールしようという発想も間違っています。

笹井氏の例をとれば、多額の研究費をつっこんだES細胞があっというまに時代遅れになるとは政府・官僚などは想像もつかなかったでしょう。政府・官僚の考える科学振興策なんてものは、研究テーマを選別しようとするとたちまちサル知恵と化します。巨費を投じて戦艦大和・武蔵を建造し、沈没が目に見えているのに戦場に投入した大本営と何らかわりはありません。どんな基礎研究に資金を投入するべきかは研究者しかわからないし、研究者にもわからないかもしれません。基本はバラマキが正解なのです。なんでもかんでも特許を申請するというのも科学の精神に反する愚挙です。

こういうことを考えていくと、すべての悪の根源はグローバル競争を至高のイデオロギーとする米国の支配層の考え方と、それによりそう日本政府の施策だということに帰着します。原発再稼働も、TPPも、集団的自衛権も、武器輸出も、無理矢理のインフレも、公的資金による株価維持も、ES細胞への巨費投入失敗も、STAP細胞の拙劣な発表も、すべてここに帰着します。

不思議なのは、世界で一番グローバル競争が必要ないのは米国なのに、その米国がグローバル競争を主導しているということです。アメ車や軍隊を縮小すればエネルギーと食料は自国分で足りるはずなので、中国・韓国・日本の企業を追い出してしまえば、自然にいろいろな産業が復活しますし、基本自給自足でやっていけるので世界に軍隊を送り出す必要もありません。米国を利用して世界から富を搾り取ろうとする人々に、米国人がだまされているのです。

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