エボラ出血熱
エボラ出血熱 (Ebola virus disease) についての情報
AdverTimes
http://www.advertimes.com/20140807/article167092/
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000053659.html
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AdverTimes 白井氏の記事によると:
世界保健機関(WHO)では、今回のエボラ出血熱ウイルスには変異があり、いわゆる「新株」であるとの発表があり、変異の概要には以下の3つの特徴が指摘されている。
1.潜伏期間が長い
2.これまで確認されているエボラウイルスに比べて死亡率が低い
3.強力な感染力
特徴として、潜伏期間が長くなることで遠くまでウイルスが運ばれ、宿主が死亡しないこと(これまでの死亡率は約90%だが、今回は57%)でウイルスが長く残り、感染拡大となったと言われている。一部の専門家の間では、訓練を受けた医療関係者が、防護服でも防げない状況から、空気感染の可能性を指摘しており、強力な接触感染によって被害が広がっているとの報告もある。
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日本ではエボラ出血熱が広がる可能性はないなどと言っている人がいますが、日本にはいまだに満員の通勤電車というものがあります。WHOによると強力な感染力があるということですから、飛沫感染で爆発的に広がる可能性があります。しかも潜伏期間が長いというのも大きな問題で、該当国からの帰国者の発熱検査だけではウィルスの侵入を防げそうもありません。厚生労働省の発表をみると、あまりに楽観的で不安になりますね。該当国からの帰国者にはELISA検査くらいやったらどうかと思います。
マニトバ大学の研究者達は、子豚をエボラウィルスに感染させ、4匹のサル(ニホンザルの仲間)を収容したケージが置いてあるスペースに放したところ、8日間のうちにすべてのサルに感染したとの結果を報告しています。ブタとサルは直接接触しないようにしてあるので、飛沫感染したと考えられます。田村大臣が言っているような状況とは異なり、学校、会社、電車などで容易に感染することが示唆されています。
原著論文
http://www.nature.com/srep/2012/121115/srep00811/full/srep00811.html
診断・緊急連絡先など
http://www.nih.go.jp/niid/images/lab-manual/ebora_2012.pdf
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