コーヒーの思い出
私は紅茶党ですが、コーヒーを飲まないわけではありません。たいてい深夜には写真のコーヒーを飲みながらブログを書いています。これは酸味も苦みも少なくマイルドな感じです。
私は大学時代、祐天寺にあった民間の学生寮に暮らしていて、そこでは毎日夜9時にコーヒーブレイクがあって、新入生(当時2人)が1年間コーヒーを淹れる係となります。豆は寮の伝統のスペシャルブレンド(ブラジル3、モカ2、コロンビア1)があり、一種でも欠けてはいけません。購入する店も決まっています。
手で挽いてネルドリップサイフォンで抽出します。非常に面倒な役割ですが、大部分の寮生と毎日話すことになるので、家族同然のつきあいになります。ひとり暮らしの下宿で悶々としているよりは、良い学生生活だったとは思います。寮生は10人ほどでしたが、いろんな人がいました。
A:コーヒーブレイクはもちろん、みんなが集まるところには決してでてこない。話しかけないと何も話さない。官僚になった。
B:真冬でもランニングシャツ1枚ですごす。もちろん暖房などもってのほか。風邪はけっしてひかない。
C:3畳ほどの部屋に巨大なオーディオを設置し、いつもクラシック音楽を聴いている。
D:部屋にほとんど物を置かないし、ちり一つない状態でないと我慢出来ない。
E:机に向かって勉強することができない。枕にアゴをのせてベッドで勉強する。
F:寮に帰るとすぐパジャマに着替えるので、パジャマ以外の姿をほとんどみたことがない。
G:大学の講義は一切聴かない。講義が終わる時間に行ってノートを借りてコピーをとって帰ってくる。この男は原子炉の設計をやっていましたが夭逝してしまいました。
あれっ こうしてみるとA-Gでない私は至極まともな人間だったように思えます。
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