都響-ツィガーンのレスピーギ「ローマの祭り」@東京文化会館2014年5月12日
東京文化会館に行くと、いつになく若い人が多い感じがしました。考えてみると、本日のメイン「ローマの祭り」は吹奏楽用に編曲されたものがよくコンクールなどで演奏されているそうで、ブラスバンド部の学生が大勢聴きにきたのかなと想像されます。ほぼ満席でした。本日のコンマスは矢部ちゃん、サブは四方さんです。
ユージン・ツィガーンは外国暮らしが長いとはいえ、日本生まれの日本育ちで日本語ネイティヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=vjjjJ9hzbMI
一昨年に振ったときは、まだよそゆきだったのでしょうか? 私の過去記事をみるときまじめな演奏という感じだったようです。曲の違いはありますが、前回と違って今回は団員とのコミュニケーションがより深まったからでしょうか、かなり大きなアクションで思い切りオケをドライヴしていたような印象をうけました。
http://morph.way-nifty.com/grey/2012/08/post-7041.html
最初の2曲は都響得意のナンバーで、いつものように切れ味・雰囲気抜群の演奏でした。トゥリーナの「セビージャ交響曲」は初めて聴く曲だったのですが、ラヴェルの曲がピアノ風とすると、トゥリーナの曲はオルガン風な響きで、フランクとかサン・サーンスに近い感じです。それでもスペイン情緒はたっぷりで、特にイングリッシュホルンの旋律が印象に残りました。矢部ちゃんも悪性の肩痛の病人とは思えないハッスルぶりで、いつものイノセントな美音を聴かせてくれました。
レスピーギの「ローマの祭り」は管楽器・打楽器が大活躍のスペクタクルです。ツィガーンもここぞとばかりにあおりまくって、かつアンサンブルは精緻。フィナーレも整然たる盛り上がりで、都響の真髄をみせてもらいました。バンダの3本のトランペットは最初からステージの上でした。
ローマの祭り こんな曲です(いにしえの都響)
http://www.youtube.com/watch?v=VxRNbcSnc8I
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