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2014年4月 3日 (木)

核燃料サイクルの裏側

ライヴドアブログ「とある原発の溶融貫通(メルトスルー)」より引用
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7606448.html

3月5日にNHKがこんなニュースを流してます。「フランスが取り組んでいる、いわゆる核のゴミを減らす次世代型原子炉の研究開発に協力するため、もんじゅの活用も見据えた政府間の取り決めを検討している」

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小出裕章:

そうです。 もうプルトニウムをどんどん増殖して、エネルギー源にするっていうことは できないってことが分かってしまっているのです。 それでも、なんとしてもこの原子炉を動かそうという人達がいるわけで。 それは、なぜかというとですね、 この高速炉(管理人:高速増殖炉という言葉は使わないようになってきたそうです)という原子炉を動かすことができるなら、 その高速炉の炉心の周辺にブランケットという、 いわゆる毛布と呼ぶような領域があるのですが、 そこに超優秀な核兵器材料のプルトニウムが貯まってくるという、 そういう性質を持っているのです。

日本は、もともと核兵器を作りたいという動機に基づいて、 平和利用とか言いながら原子力開発を始めたわけですけれども。 今日、日本が使っている原子力発電所の原子炉、私たち軽水炉と呼んでいますが。 その原子炉では、核分裂性のプルトニウムが せいぜい7割ぐらいしか含まれていないプルトニウムしかできないのです。

しかし、もし高速炉を動かすことができれば、そのブランケットの部分には、 98パーセントが核分裂性というプルトニウムが貯まってくるのです。 超優秀な核兵器材料が手に入るということで、 どうしてもこの原子炉は動かさなければいけないのです。

石丸次郎:

なるほど。 小出さん、すみません。 小出さんは、つまりこの非常に核兵器を作るために優秀なと言いますか、 純度の高いと言いますか、そのプルトニウムを獲得を目指してる というふうな見方されているってことですよね?

小出裕章:

そうです。 ですから石丸さん、そのゴミの処理、始末のためにとかですね フランスが言っていて、日本もまあその研究に協力するっていうようなことを 言ってますけれども、本当はそうではないのです。

本当の彼らの目的は、超優秀な核兵器材料を懐に入れたいのです。 そのためには、もうエネルギー源にならないということは歴然と分かってしまったので、 なにか理由を作らなければいけないということで、 核のゴミを少しでも減らすというような理屈を今探してきたということです。

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小出裕章:
そうなのです。 先ほど、石丸さんおっしゃってくださったけど、 1995年にナトリウム漏れという事故を起こしました。 そして、ずーっと停止していて、14年間止まったままだったのです。 それを2009年にまた動かし始めようとして、 すぐにまた事故を起こしたわけですけれども。

皆さん考えていただきたいんですけれども、14年間も止まったままだった機械、 自動車でもいいですけれども、そんな物をもう一度動かそうという気に なるかどうかということなんだと思います。

日本の政府、核兵器を作りたいという人達から見れば、確かにこれはまずいし、 当初の皆さんに言ってきたような増殖というような目的も達成できないけれども、 それでもやはり核兵器材料を懐に入れるためには、 なんとしても諦めることができないということでやってしまったわけです。

石丸次郎:
諦め悪いですね~。

小出裕章:
ほんとに諦めが悪いと思います。

(引用終了)
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管理人:原発推進派がどうして他の発電法より実際にはコストがかかる原発を50基以上も作り続けたのか? それらはすべて本当の目的を実現するためのダミーだっというわけですか・・・。ものすごくお金がかかったし、これからもかかると思いますが、それでもやろうとしているのは、やはり中国に対する異常な恐怖心としか思えません。そんなことをしても中国にミサイル防衛システムを開発されたらすべて灰燼に帰すわけです。発射直後にレーザーで打ち落とされたら悲惨なことになります。

だいたい中国との対立もつくられたものという要素が濃厚です。石原慎太郎が尖閣を買おうとしなければ、現在のような状況にはならなかったと思います。中国と日本が対立して利益を得るのがEUと米国だということを考えれば、国際社会は日中の接近を妨害する工作を行っていると考えても不思議ではありません。ウクライナ革命も、ロシアと中国、日本とロシアを引き離すにはおおいに有効でした。

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