« サラとミーナ137: 入れ替わり | トップページ | インバル-都響 マーラー交響曲第9番 超絶の名演@サントリーホール2014年3月17日 »

2014年3月16日 (日)

遺伝子改変作物のいま

A0001_00919620年以上前遺伝子改変作物を推進する科学者達は、反対する科学者達をドシロートは黙ってろというような雰囲気で馬鹿にしていました。東京大学の大橋弘忠が原発反対派の小出裕章氏を馬鹿にしたような発言をしているのをみて、ああこんな感じだったなと思い出したものです(参照:本文最後のURL)。今やその遺伝子改変作物は大きな問題をひきおこしています。

京都大学の佐藤文彦教授は遺伝子改変作物を推進する立場の人ですが、「遺伝」68巻2号(2014)p153に「GM作物30年」という一文を寄せ、「本来耐性を生じないと期待されていた除草剤に対する耐性の雑草が出現し、GM作物を利用した除草を困難にする場合が出てきている」と認めています。

もともと大量の除草剤をまくこと自体が問題な上に、除草剤耐性のスーパーウィードがはびこるなどとはとんでもない事態で、それでも除草剤耐性遺伝子改変作物を推進しようというのは狂気としか思えません。取り返しのつかない環境破壊につながってしまいます。こんな方法で増産するより、中国のように政治・バースコントロールで人口爆発を抑制することをまず考えた方が良いでしょう。

現在では Nature 誌なども Tarnished promise (色あせた約束)というようなネガティブなタイトルで遺伝子改変作物を解説するようになりました。
http://www.nature.com/news/plant-biotechnology-tarnished-promise-1.12894

現在遺伝子改変作物は北米・南米・オーストラリア・中国・インド・欧州とアフリカの一部に拡散しています。それでも若干の朗報が届きました。

モンサントはEUでの遺伝子改変作物推進ロビー活動を断念
http://www.organicauthority.com/blog/organic/monsanto-is-giving-up-on-europe/

日本もEU・アジア・アフリカなどの多くの国・被害を受けた人々と協調して生活や生態系の破壊を阻止しなければなりません。

ただ私自身は除草剤耐性・害虫を殺す毒性を持つ・・・などの遺伝子改変作物に反対なのであって、もし低温耐性・乾燥耐性などの作物であれば、飢饉が予想される場合は許容すべきだと思います。ただしその場合も離島などの実験農場で、数年はテストする必要はあるのではないでしょうか。

参考:
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-bd04.html
http://blog.zokkokuridatsu.com/201110/article_19.html
http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-1073.html

http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/852.html

|

« サラとミーナ137: 入れ替わり | トップページ | インバル-都響 マーラー交響曲第9番 超絶の名演@サントリーホール2014年3月17日 »

生物学・科学(biology/science)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/133582/59298822

この記事へのトラックバック一覧です: 遺伝子改変作物のいま:

« サラとミーナ137: 入れ替わり | トップページ | インバル-都響 マーラー交響曲第9番 超絶の名演@サントリーホール2014年3月17日 »