インバル-都響のマーラー交響曲第7番@東京芸術劇場2013年11月9日
先週に続き、めずらしく連闘で池袋芸劇です。今日もエチカのステラおばさんのクッキー店は200人くらいの行列でした。このお店のバイキングカフェ作戦は大成功のようです。芸劇の地階にでると、あっと驚く牛(ミノタウロス?)のバルーンがお出迎え。何じゃこりゃ・・・(左の写真)。
会場はほぼ満員の盛況。今日の演目である交響曲第7番は、マーラーのシンフォニーの中で、私の唯一の苦手曲です。都響に通うようになるまでは、第2楽章で寝てましたね。まあ夜曲ですから寝てもいいかな・・・なんてことはありませんが。マーラーは第6交響曲を書き終えてから、それまでの作風にピリオドを打って、新しい音楽をめざそうとしていたのではないでしょうか? 交響曲第7番ではいろいろ実験的な試みが行われているようです。
本日のコンマスは四方さん、サブはマキロン。今日も第2楽章は眠気との戦いでしたが、なんとかクリア。第6番のときと同様に、インバルは第2楽章が終わると、いったん楽屋に引っ込んで休憩をとりました。年をとるとこれはいいことです。コバケンみたいに、指揮台を降りて、ステージ上をぶらぶらするというのは中途半端でみっともないと思います。
第3楽章からやっと音楽に集中出来ました。第4楽章のマンドリンはヴィオラにまじって弾いていました。ちょっと探しました。金管の演奏は絶好調で、第5楽章は盛り上がりました。弦も頑張りました。しかし、巨大な鉄板を吊り下げて金槌でたたくというのがすごく効果的でしたね。下のサンフランシスコ・フィルの演奏とくらべても迫力が違います。
サンフランシスコ・フィルの演奏
http://www.youtube.com/watch?v=PHRl-RXiU4Y
解説が終わって、6分30秒くらいから変な感じではじまります(サンフランシスコにもバカな客はいるようです 楽章がおわると拍手する奴もいますし)。演奏も最初ずっこけますが、なかなか素敵な演奏だと思います。マイケル・ティルソン・トーマスには是非都響を振って欲しいと思います。きっとフィットするのではないでしょうか。ただしフィナーレの迫力は今日のインバル-都響に軍配。
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