ポスターセッション@日本
日本の学術会議で、さっぱり進歩がないのがポスターセッションです。図はよくみられる日本のポスターセッションの様子ですが、これ1題あたりのスペースは90cmくらいです。しかもポスターとポスターの間のスペースがありません。狭いので字は小さいですし、下まで貼るとしゃがまないと読めません。本を読むより大変です。隣で説明しているとうるさくて集中出来ません。反対側のポスターを見ている人とおしりがぶつかったりします。
これが欧米では150cm~180cmくらいのことが多く、間に10cmくらいのスペースがあったりします。これは落ち着き感が全然違っていて、文字も図も大きいので離れても読めますし、じっくりと集中して見ることが出来ます。学会なのですから都心のオフィスビル会議室でやる必要なんてなくて、また懇親会でステーキやワインを出す必要もなくて、スペース重視でやってほしいですね。
日本人は体が小さいので、欧米人より小さな家に住んで、少量の食料を食べ、ささやかな生活をするのはいいと思うのですが、目で見える距離とか、耳で音をひろう距離などは欧米人とおなじだと思うので、学会はスペース重視でやってほしいと思います。私の嗜好としては、ひなびた温泉町の公民館などを借りてやるのがよいのではないかと思います。特に大学関係者の雑用の忙しさがこのような開催を妨げる要因になっていると思いますが、ひょっとして狭いスペースにごちゃごちゃ人がいないと、日本人は盛り上がりを感じられないのでしょうか? それなら改善の見込みはなく、お手上げですが。
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