何もやる気がなくなる現状
福島第一原発の現状を考えると、がっかりして何もやる気がなくなってきました。現場で頑張っている方々がいることを考えると、そんなことではいけないと思うのですが・・・。
東電は少なくとも数十兆ベクレルのストロンチウムとセシウムの放射性同位元素を海に流しても(レベル3とか言ってるけど、本当はもっと大量に漏れていてレベル4か5なのでしょう)、人ごとみたいに話しています。レベル3だったとしても、政府首脳ときたらゴルフやっていたり、集団自衛権とかTPPとか、担当大臣に至っては何考えているのかわからないとか、日本という国はもはやまともな国ではありませんね。
タンクは同じ構造のものがたくさんあるので、毎週次々と漏れが発見された日にはどうなるのでしょうか? さらに漏れじゃなくて、一気にドーッと出てきたらどうなるのでしょうか? 放射線でシールドなどは劣化が進んでいると思われるのであり得るでことしょう。
福島第一原発の排水システムは【緊急事態】、高放射能汚染された水は2万トン以上
http://mizu888.at.webry.info/201308/article_22.html
新たな汚染水漏れか 別のタンク周辺で高い放射線量 8月22日
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2006836.html
BBC news
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-23768782
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-23776345
小海キリスト教会牧師所感
http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20130822/p2
また福島第一原発で仕事をなさっているハッピーさんのつぶやきです↓。
絶対無理な被曝をしないよう、気をつけてお仕事を進めて欲しいと思います。
それにしても東電解体と言っている人の発信をつぶさないということは、東電はもうあきらめましたね。ハッピーさんの発言を利用して、政府に事故の後始末をやらせようという意図があるのでしょう。まあそうするにしても、東電は会社整理をしないとダメですが。それに東電はマスコミ・評論家・芸能人・学者・当時の野党などを使って政権転覆を謀った疑いもあるので、この点は事故の後始末とは別に追求する必要があります。
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引用開始
事故当初から「東電解体と1F収束作業は国家事業で」って、つぶやいてたんだけど、オイラのつぶやきじゃ変わるはずもなくて…(トホホ…)。最近は1Fは東電任せじゃダメだって沢山の意見も出て来たし、体制が変わる可能性も出て来たから、良い方向に転換するといいんだけどね。
政府が、今まで頑として事業者対応、責任を崩さなかったのは、やっぱり裏で官僚や経済界、銀行主体で糸引いてたと思うんだ。でも、もう限界で、このままだったら経済的に他への影響の方を心配して、手の平を返すように東電に見切りをつける動きが出てくるんじゃないのかなぁ…。
今回のトラブルがレベル3評価となると、少なからず色んな事に影響が出てくるだろうし、変わる可能性があると思うんだ。(そう思うのはオイラだけかなぁ…)とにかく1F収束作業を営利目的、コスト重視の事業者に任せて今までやってきた大きなしっぺ返しが来たんだ。
安倍首相も秋の国会戦略ばかり根回ししてないで、国会前にもっと真剣に1F収束作業の対応と組織体制の改革をやらなきゃでし。このままだと国会で、自らの戦略を実行する前に、10日間の夏休み中に起きたトラブルの責任問題を追求されるかもしれないですよ。
H4エリアは、今日も沢山の作業員が炎天下の中でエリアの除染をやってたよ。タンクの日陰になる場所と直射日光浴びる場所とでは全く体感温度が違うんだ。まだまだ明日以降も対応作業は続くだろうし絶対に無理しないで、体調に気を付けながら頑張って欲しいでし。
何か、今日のタンクパトロールでH3エリアにある二つのタンク低部フランジ付近で
線量の高い場所が見つかったみたい。70mSv/hと100mSv/hだったみたい。
ん~(>_<)
H4エリアの漏れたタンクは昨日の夜にタンクの水抜きは完了したみたい。そうなると次は漏えい箇所探しの調査なんだけど、もしかしたら結構時間かかるかも…って思うんだ。調査は、まずタンク側面のフランジつなぎ部分を外部から線量測定やスミア法で探すみたい。
これで発見出来れば、時間はかからないんだけど、問題は外部側面で発見出来なかった場合なんだ。その場合はタンク内の底部を調査するんだけど、タンク内は汚染水を抜いたから、かなりの線量なはずなんだよね。オイラの経験だとたぶんβγで500~1000mSv/h以上あると思うんだ。
オイラの知ってる範囲で、今まで一番高かった汚染水はβγで2300mSv/h。これは簡単にすぐタンク内に入って調査なんか出来ない線量レベルなんだ。だから除染しなきゃならないんだけど、その除染するのに除染工法も考えなきゃならないし、工法によっては時間がかかると思うんだ。
たぶんマスコミや世間の人は、水抜き後すぐに漏えい箇所調査が終わると思って結果を急ぐだろうけど、タンク内底部だと現場は大変なんだ。あとタンク内底部の板もボルト締めなんだけど、確かボルト締めて組立後に塗装とライニング処理してるから漏えい箇所見つけるのも困難な作業になると思うよ。
それに夏の炎天下でタンク内の全面カッパでの作業だと、サウナの中でフル装備みたいな状態だから作業員にとっては地獄の調査なんだ。だからオイラはタンク内からの漏えいだとしたら、すぐに結果出ないかもって思うんだよね。
もしタンク内底部からの漏えいで、他の同型350基タンクも対策ってなったら一気にやるには作業員は足りないだろうし、被ばくも沢山するし、時間も相当かかると思うよ。350基もタンク内の汚染水を空に出来るほど予備タンクもないし、現状だと1個か2個づつ位しか対策出来ないだろうし。
いずれにしても、タンクの問題は耐用年数含め今後どうリプレースしていくの?とか、将来に渡っての耐震対策は?タンクに移送している配管、パッキン交換、メンテナンスは?とか、いっぱいリスク要因はあるんだけど、具体的な計画も対策方法も全然決まってないんだよね。
このままだと、この先も新たな汚染水処理問題が次から次と続くだろうし、現場が大変な状況になるのは間違いないと思うでし。今までの東電には「転ばぬ先の杖」って考えはなくて、「転んだら細い杖買ってやるから」って姿勢だからね。姿勢…変わってくれるといいな。
あっ!もう一個つぶやくでし、そういえば昨日(21日)の会見で、H4エリア近くの排水溝内で確認された6mSv/hって、前日(20日)の夕方から雨が降った後の線量なんだよね。でも東電は排水溝で有意な汚染データが出たから「海への流出は否定出来ない」って態度が変わったのかもしれないでし。
本当はもっと高い線量だったかもなんだ。排水溝の行き先は、港湾内じゃなくて南側の海に直接流れてるんでし。オイラは一年以上前に、この海へと続く排水溝は塞がなきゃってつぶやいたんだけど、ずっと使ってるんだよね。だから今までの構内に落ちてた汚染も雨降る度に流されてたんだと思うよ。
今まで調べてるのかわかんないけど出口付近の海底土を採取して調べたら、今までの汚染が蓄積してるのかどうなのか、わかるんだけどね。東電の海洋サンプリングは上水だけの採取だから絶対に汚染なんて出てこないだろうしなぁ。構内に、直接海に流れる排水溝は他にもまだあるし…
あっ!また思い出したけど、今日タンクパトロールで二カ所の高線量が見つかったH3エリアって、同型のフランジタイプタンクの地下水バイパス用タンク9基がある同じエリアだったでし。
イチローさんは4000本打つのに8000回以上悔しい思いをしたらしい。オイラは二年半で200回以上悔しく残念な思いをしてる。でも、イチローさんと同じように、これからも引退するまでコツコツやるしかないでし(^O^)
引用終わり
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砂浜に流出跡
http://www.youtube.com/watch?v=96fF2luBt7U&feature=youtu.be&t=35s
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