« 真夏に突然床暖が起動する | トップページ | オリカイネン-都響のシベリウス交響曲第2番@サントリーホール2013年7月15日 »

2013年7月13日 (土)

佐藤陽子のCD・・・救出の顛末

顛末記の前に。少し佐藤陽子さんについて・・・。
佐藤さんは1949年生まれ。1959年小学生にしてロシアに留学し、レオニード・コーガンに師事しました。1966年にはチャイコフスキー国際コンクールで第3位を受賞しました。1971年にモスクワ音楽院を首席で卒業。1976年に帰国し、日本での音楽活動を開始しました。

私の過去記事:http://morph.way-nifty.com/grey/2008/10/jewel-box-of-so.html

Img111

Img222

問題のCDは「Jewel box of souvenir YOKO SATO (佐藤陽子ヴァイオリン小品集)」です。ある種の魔力を持った演奏で、大事にしていたのですが、数年前ミニコンポに吸い込まれたまま、ガリガリと変な音がしてそれきり出てこなくなりました。CDを聴くオーディオセットは別にあったので、このコンポはもともとほとんどラジオとして使用しており、数年間修理にも出さずそのまま使用していました。北総ではラジカセのアンテナではベイFMくらいしかきこえないので、ケーブルテレビ局が受信したものをテレビ用ケーブルでコンポにつないで聴くというのが普通です。

Img333

先週そのコンポをスピーカーだけ残して廃棄し買い換える決断をし、かつ吸い込まれたCDを回収することにしました。それにはコンポの本体を完全解体する必要があります。開けてみるとびっくりするくらいぎっしり基板・ケーブル・ドライヴなどが詰め込んであってこれはきついと思いましたが、ともかくかなり長時間かけて解体し(3種類のプラスドライバーが必要でした)、CDドライヴを裸にして無事くだんのCDを救出しました。

ところが盤面をみると傷だらけで、とても使えそうにありません。こんなときに役に立つのが研磨屋さん。即日「わんぱくCDピカピカ工場」に郵送して研磨してもらいました。傷がひどすぎるのでダメかと思っていましたが、なんとほとんどピカピカの状態で戻ってきました。ドキドキしながらプレーヤーにかけてみると、全く正常に聴くことが出来ました(ヾ(^v^)k)。送料もいれて数百円でこれだけのサービスを迅速に提供してくれるこのお店はおすすめです。

わんぱくCDピカピカ工場:http://www.tsukasa-co.com/

佐藤陽子さんの演奏:
http://www.youtube.com/watch?v=TORHa2uKSss
http://www.youtube.com/watch?v=w3uB3x09aJk

このCDを入手するのは骨が折れるかもしれませんが、その代わり「ラ・フォリア-佐藤陽子 幻の名演集」というCDが発売されています。

こちら

| |

« 真夏に突然床暖が起動する | トップページ | オリカイネン-都響のシベリウス交響曲第2番@サントリーホール2013年7月15日 »

音楽(music)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 佐藤陽子のCD・・・救出の顛末:

« 真夏に突然床暖が起動する | トップページ | オリカイネン-都響のシベリウス交響曲第2番@サントリーホール2013年7月15日 »