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2013年3月20日 (水)

多剤耐性菌

3月19日(火) のニュースによると、多くの抗生物質が効かない新型多剤耐性菌(肺炎菌や大腸菌)が千葉県の病院で発見されたそうです。この菌は2001年にトルコで発見されてから欧州・米国などで問題になっています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031902000240.html

下記はロッテルダムで院内感染で死者が出た事例です。

http://www.rnw.nl/english/bulletin/new-superbug-deaths-rotterdam-hospital

最近は米国でも大きな問題になっています。

http://www.cdc.gov/media/releases/2013/p0305_deadly_bacteria.html

この菌はベータラクタマーゼという酵素を持っており、これによってペニシリン、セファミシン、カルバペネムなどの抗生物質が分解されて無効化されてしまいます。

http://en.wikipedia.org/wiki/Beta-lactamase

799pxlactamase_application_v_1_sv_6


この菌が広がってくると、特に病気や医療行為によって免疫力が低下している患者が危険な状況になります。対策はきわめて困難で、大変困った問題です。

似たような問題ですが、遺伝子改変によって農薬耐性化した穀物が主流になると、どのくらいの時間が必要かはわかりませんが、必ず農薬耐性化された雑草が繁茂し、いたちごっこになるのは目に見えています。

http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1732.html
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/cat7180427/
http://www.youtube.com/watch?v=c-MUy0WvGCM
http://www.labornetjp.org/news/2013/0314eiga

厚生労働省のサイト
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/multidrug-resistant-bacteria.html

そしてこれは細胞培養をやっている研究者にとってもゆゆしき問題で、医学の研究機関は病院内や隣接している場合が多く、空調ダクトがつながっていたりして、このような菌が培養液に混入したら目も当てられません。

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