2012/2013 リーガ・エスパニョーラ第29節: バルサ谷間の試合でセルタとドロー
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今日はバルセロナとは最も遠いガリシアのビーゴに遠征。ビーゴは州都ではありませんが、大きな漁港があり、人口は最も多いそうです。スタジアムはムニシパル・デ・バライードス。試合中にカモメが飛んできたりします。このあたりは冬に雨が多いそうで、重いピッチです。代表戦とチャンピオンズリーグの谷間の試合です。
セルタはパク・チュヨンがトップ。オレジャナ・ナチョ・Aフェルナンデスが2列目。プラニッチとオウビーニャがボランチ。DFはラゴ・デミドフ・カブラル・ホニー。GK:ハビ=バラス。イアゴ=アスパスは頭突きで4週間出場停止です。バルサはFW:テージョ・メッシ・サンチェス、MF:セスク・チアゴ・ソング、DF:モントヤ・ピケ・バルトラ・ダニ、GK:ピント。バルトラがちゃんとお役目を果たせるか心配ですが、谷間のゲームはこのメンバーで戦うのが適当です。やっとロウラもわかってきたか。今日はなんとアビダルがベンチ入り。肝臓移植を受けた選手が出場したら空前絶後でしょう。
試合開始後すぐバルトラがパスミスでカットされてピンチ。ちょっと心配です。セルタは高いDFラインでコンパクトなサッカーをめざす作戦。イニエスタ・チャビ・ブスケツが出ていないうえ、出場メンバーも多くがお疲れなので、この作戦が十分通用しています。バルサは押し込まれて結構ドタバタします。28分にはピケのクリアがピントに当たってラッキー。当たらなければオウンゴールでした。しかもこぼれ球をシュートされますが、ピントが何とかはじいて失点は免れました。バルサはテージョが非常に元気で、しばしば左サイドから進出しますがセンタリングははじかれ、自ら放つシュートもはずれて得点できません。
バルサは重いピッチにも悩まされ、いつもの軽快なパス回しができません。ついに38分、バルトラのパスミスをカットされ、オレジャナに突入されてゴール前に転がされ、ナチョ=インサに押し込まれてしまいました。42分にはメッシのFKもGKに止められ、前半終了かと思ったとき、テージョが左サイドでメッシのパスをフリーで受けて突入。ドリブルシュートを右ポストに当ててゴール。セルタのラインは高いだけではなく、中央に寄っているので左に張るテージョにはチャンスが多いのですが、ここでついに決めてくれました。
後半パク・チュヨンはシュートをはずして、早々とベルメホに代えられてしまいました。バルサもチアゴ→イニエスタ、サンチェス→ビジャの交代で勝負に出ました。そして27分、ついにテージョの左抜け出しから、絶妙の戻しが中央メッシにきて、当てるだけでゴール。やっとリードです。
これで安心ムードになりましたが、そこに落とし穴がありました。オレジャナのなんでもないクロスがなぜかフリーのオウビーニャに・・・。楽々とヘッドで押し込まれて失点。やっぱりバルトラのCBはちょっとダメでしたね。とはいえ経験を積まないと成長しないので、次に期待しましょう。結果はエンパテでしたが、谷間のバルサとしてはこれで十分です。この眠ったようなゲームはサンジェルマンへの導火線に過ぎません。
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