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2013年2月14日 (木)

オバマ一般教書演説

安倍政権が強力に円安政策を進めていますが、不思議なことに世界からバッシングをうけるわけでもなく一部の非難ですんでいます。米国など支持を表明しているくらいです。日本の円安で被害を受けた国が自国の通貨をどんどん切り下げると、世界は大混乱に陥ります。にもかかわらず米国が批判を押さえつけているのには当然裏があるのでしょう。

オバマは一般教書演説を行いましたが、そのなかでアジアを同じ土俵にすると表明しています。これは反TPP勢力への宣戦布告でしょう。同じ土俵というのは農業・医療・保険・金融などにおいて米国スタンダードに合わせろということです。恩を着せられた安倍政権は自らの政策をすすめるためには、米国のためにTPPを推進するしか道がなくなりました。TPPをごり押しすれば自民党は分裂します。下手をすると公明党もおかしくなってしまうかもしれません。そうなると安倍派・推進派はみんなの党と合流するしかなくなります。できれば維新とも合流したいのですが、その際は石原一派が邪魔になります。

「自民党TPP推進派+みんなの党」で過半数を制することができればいいですが、それはおそらく困難なので、安倍派・推進派は維新と民主党のTPP推進派をとりこまなければなりません。二つの野党を割る・・・そんなことができるのか。しかし橋下氏・野田氏は政権政党に入りたくて仕方がないという人々ですし、ふたりの他前原氏らはゴリゴリの推進派ですから、まんざら不可能でもなさそうです。しかし安倍総理にそこまでの度胸と器量があるかというと、それは疑問ですね。だとするとコメだけは守るけど、あとは無条件降伏ということになるかもしれません。

医療保険制度が米国と同じになれば、まさしく「シッコ」の世界が日本にもやってきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%B3

http://ww5.tiki.ne.jp/~people-hs/data/5243-2.html

歯科治療や出産などは除外した普通の保険で月500~1000ドル。病院は保険会社が指定 手術は保険会社の許可がないとできない 保険がないと救急車にも乗れない (自己負担額) 歯科治療:10万~  風邪の治療:3万~  出産:平均60万~100万(国の補助制度はなく、特別高額の保険にはいっていなければ全額自己負担)  透析治療:年間400万~500万 (週1回透析を行った場合) がん治療(最新抗がん剤使用):900万円

TPP反対派は数は多いのですが、有力なリーダーがいないという難点があります。私は推進派がTPP交渉に出て米国と交渉をするのには反対ですが、反対派の交渉団が出るところに出て、日本の立場をきちんと主張するのは賛成です。そのためには反対派が結束して政権をとらなければいけません。日本の国体の問題なので、TPP賛否を中心として対立政党が争うのはあり得て当然だと思います。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-6e40.html
http://www.tokachi.co.jp/news/201204/20120403-0012211.php
http://www.youtube.com/watch?v=D5lR68Q4VY4

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コメント

ひと・人により意見は違う。
だから、社会のことは政治的に決めなくてはならない。
議場では、誰かが相手に意見を譲ることが前提になる。
この場合、小異を捨てて大同につく。
無哲学・能天気では、大同はない。
大同がなければ、小異にこだわらざるを得ない。
小異は山ほどある。‘議論は、まだまだ尽くされていない’ ということになる。
政治家は、結党と解党を繰り返して、離合集散を本分のようにしている。
政治哲学の無いところに、政治音痴は存在する。温故知新が必要である。
国民に‘我々は何処から来たか。我々は何者であるか。我々は何処に行くか。’ を考える習慣がないと、政治は迷走する。

所詮、この世は仮の世。真っ当な世の中はこの世の外にある。
住み慣れたこの世に別れを告げて、まったく新しい来世に暮らすことになったら、あなたはどのような世の中の到来を望むか。
ひたすら、現世の普遍を願うのか。予定通り年中行事を繰り返し、何の変化もなければ天下泰平の世の中と言うことになる。
それでは、我が国は世界に取り残されてしまう。あなた自身に世界観はあるのか。
いつまでも、泰平の世の中に住む能天気の日本人ではいられない。
アングロ・サクソンの哲学から次々と繰り出されてくる現実対応策に翻弄されることになる。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

投稿: noga | 2013年2月17日 (日) 20:41

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