ハクビシン
ハクビシン(Paguma larvata ジャコウネコ科) は タヌキ (Nyctereutes procyonoides イヌ科) やアライグマ (Procyon lotor アライグマ科) と似ていますが、これらとは科も異なるあまり近縁ではない生物です。最近お台場のフジテレビに現れて大騒ぎになったように、市街地にも住み着いています。 もともと日本にいた生物ではなく、明治時代に毛皮用として台湾から持ち込まれたものだそうです。
顔の毛色で簡単に識別出来ます。ハクビシンは白い鼻の名前の通り、シャープなタテの白線が頭から鼻に通っています。タヌキの鼻も白っぽいですが、頭から線がはいっているという感じはありません。アライグマはタテに黒っぽい線が通っています。
ハクビシン (市川動植物園で撮影)
駆除する場合は鳥獣保護法により各自治体に駆除申請し許可が必要になりますが、頼めば専門の業者が代行してくれるようです。できれば天井などに気配を感じたら、なんとか早めに追い出して穴をふさぎ、殺生しなくても良いようにしてほしいですが。
性格が荒いとか言われていますが、野生動物ならそれは当然で、子供の時から飼育すればペットにすることは可能なようです。
http://www.geocities.jp/nqc34740/4newpage5.htm
系統樹によるとイヌ科のタヌキとアライグマ科のアライグマは、かなり遠いとはいえおなじグループに属していますが、ジャコウネコ科のハクビシンは全く別のグループに属しているようです。
昔 → → → → → → 今
写真集
http://matome.naver.jp/odai/2126473181189769901
千葉のハクビシン
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/mammal/chibamammal/civit.html
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