サラとミーナ104: 続・本棚のミーナ
以前にミーナが本棚でレストしている様子をアップしましたが(↓)、
これは続編です。
http://morph.way-nifty.com/grey/2012/04/post-cbe1.html
ミーナは本棚を居場所の一つに定めたようです。
仕切りがあるので狭くて寝にくいと思うのですが、スヤスヤ眠ります。
最近興味深い本を読みました。孫崎享(まごさきうける)著「戦後史の正体 1945-2012」(創元社2012年刊)です。
著者は元外務省国際情報局長で、その後は防衛大学校教授をやっていた人で、日本の政治の裏側を知り尽くした人物です。第二次世界大戦後の日本の政治を語るには必読の本でしょう。
私が特に関心を持ったのは、
1.吉田茂を裏であやつっていたのはチャールズ・ウィロビーというGHQの情報部門を統括していた人物で、彼は日本の総理を決める力まで持っていた。日本を去った後、彼はあの悪名高いスペインのフランコ将軍の顧問に就任した。
2.北方領土の国後島と択捉島は、第二次世界大戦末期に米国がソ連の参戦を促すため、ソ連に与えたプレゼントだということ。そういうことならソ連が手放さないのも当然でしょう。
尖閣諸島についても興味深い記載がありましたが、ネタバレになるので・・・。
などですが、著者が述べたかったのは米国からの日本の独立をめざす政権や勢力には、常にCIAなどの米国情報機関があの手この手の謀略を駆使して、勢いを削いだりつぶしたりしてきたし、今でもそうしているということです。なぜそんなことをするかというと、それは日本の米軍基地に、いつでも好きなだけ軍隊を派遣できるという権利を確保するということに尽きるのでしょう。
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