高山植物10(千枚岳から悪沢岳)
イワベンケイ (Rhodiola rosea) ベンケイソウ科
雌雄異株で、上の赤い花が♀株、中の黄色い花が♂株です。下の写真では両者が混在しています。同じ株に雄雌が咲いているのはめずらしい・・・と言いたいところですが、黄色っぽいのはまだ赤くならない雌花のつぼみなのでしょう。
寒冷地では栽培できるらしく、ハーブとして販売されています。鬱に効くそうです。普通の植物は昼間に二酸化炭素をとりこみますが、この植物は夜に二酸化炭素をとりこみます。昼間に気孔を開放すると、水が蒸散して失われるのを防ぐためと考えられています。rosea という名がついているのは、乾燥するとバラの香りがするからでしょう。
ハクサンイチゲ (Anemone narcissiflora) キンポウゲ科
高山のアネモネです。アネモネはギリシャ語で「風」を意味するそうです。高山で咲くハクサンイチゲのほうが、この名にはふさわしい植物かもしれません。narcissiflora という名前は、花が水仙に似ているから。
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