« JPOP名曲徒然草100回記念: 記事のフルリスト | トップページ | ヒ素生物はウソだったのか »

2012年7月16日 (月)

高山植物1(千枚小屋周辺)

高山植物シリーズをはじめました。古いプリントをスキャナーで取り込んで画像化しました。第1回は南アルプス千枚岳千枚小屋周辺の植物です。千枚小屋は最近建て直したらしく、見違えるような美しい小屋になったみたいです。
http://www.inkknot.com/yamagoya/13-11.php

そのかわり、昔あった植物が今でも見られるかどうか不安になります。
最近では鹿が高山植物が生えているところまで上がってきて、エサとして食べられてしまっているという話を耳にします。

Photo

Photo_5


●オオサクラソウ Primula jesoana (サクラソウ科)

わりとめずらしい植物です。
絶滅寸前(絶滅危惧ⅠA類) - 秋田県、山形県、山梨県
危急種(絶滅危惧Ⅱ類) - 青森県、新潟県、石川県、静岡県

----------

Photo_6

Photo_7


●センジュガンピ Lychnis gracillima (ナデシコ科)

箱根の湿性花園にもあるそうです。
千枚小屋の周辺だけでなく、椹島から千枚岳に上る途中にも見られました。
ナデシコらしい、清楚で繊細な花弁です。

----------

Photo_8

Photo_9


●シナノキンバイ Trollius japonicus (キンポウゲ科)

高山植物の中ではゴージャスな花です。
千枚小屋の周辺にも、お花畑のような感じでみられました。
上の写真の花には、ヒメハナカミキリがきています。

ヒメハナカミキリは、平地ではまず見ることができないカミキリムシです。
見た目地味ですが、蒐集家の多い人気昆虫です。
居る場所が限られているので、絶滅危惧種も多いのではないでしょうか。

http://www.asahi-net.or.jp/~vc4s-tkc/

| |

« JPOP名曲徒然草100回記念: 記事のフルリスト | トップページ | ヒ素生物はウソだったのか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高山植物1(千枚小屋周辺):

« JPOP名曲徒然草100回記念: 記事のフルリスト | トップページ | ヒ素生物はウソだったのか »