京成青電に遭遇
上野から高砂までの京成上野線は異常に屈曲していて、スカイライナーといえどもノロノロ運転です。お花茶屋と青砥の間など、90度に曲がっているように感じるくらいです。どうしてこんなにカーヴが多いのでしょう。
新京成電鉄が戦時中は軍用鉄道で、意図して曲がりくねらせてつくられたことはよく知られていますが、上野線については情報がありません。上野線はもともと筑波高速度電気鉄道という会社が持っていた路線(上野から千住大橋あたりまでは工事もやっていた)を、京成電気軌道(現京成電鉄)が会社ごと買収して完成したものだそうです。昭和3年当時にはすでに線路の位置がきまっていたようで、特に意図はなくて買収の都合だったと思われます。今から考えると、こんなくねくねした路線にしたのは大失敗でした。
長い間京成線を利用していますが、最近青砥駅で見たこともない色の電車に遭遇しました。モハ3355上野→ちらは台の非常に古い感じの青灰色の電車でした。ウェブで調べると、どうやら京成線100周年記念で復刻塗装された電車がまだ走っているとのことでした。
それにしても、昔の電車はこんな地味な色だったのだとびっくりしました。現在の京成線はあまりにもいろんな色の電車が走っていて、アイデンティティーがないですね。すべての電車が同じ色の阪急電鉄を少しは見習って欲しいと思います。
京成線はほかにも奇妙なことがいろいろあります。上野から高砂行きの各駅停車(高砂行きと電車の掲示板にも書いてある)が、高砂に着いてみるとそのまま快速になって成田方面に運行とか、印旛日本医大方面行きの急行にも。高砂から突然ここから急行として運転しますと案内があるものなどがあります。成田空港からのアクセス特急には、しつこいくらい英語案内も含めてアナウンスがある電車と、英語放送はまったくなく、日本語放送もあっさりしている電車があったりします。
各駅停車、快速、急行、通勤特急、特急、快特、アクセス特急、スカイライナーなどの種別があり、はじめて乗る人は利用駅で停車するかどうか判別するのが大変です。
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