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2012年7月 2日 (月)

団地の草取りと放射能

日曜日は団地の「草取りデイ」だったので、せっせと作業していると、だれかが近寄ってきて「このあたりはやめといたほうがいいよ」と声をかけてきました。

「え どうして?」
「このあたりは放射線高いからね」
「あらら」
「道路の真ん中でも 0.5μSv くらいあるからね。側溝のあたりはすごいよ。」
「あらら」
「垣根の内側の団地の敷地はだいたい低いよ。所々高いところはあるけどね。そっちをやったら。このあたりは全部市役所の役人と一緒にきちんと計ってるから。だけど公表はしてないよ。」
「除染は?」
「除染なんてできないよ。置く場所無いからね。あんたの家の前に置かれるといやだろう。」
「それはまあ そうですが」
「ベランダは 0.2-0.3、家の中は 0.1-0.2 くらいだね。まあそんなに心配することないから」
「なるほど」

これが北総の現状です。声をかけてきた人は、自治会の環境担当理事でした。

生け垣は結構パーティクルが飛んでくるのを防いでくれるようです。
測定結果を公表しないのは、不動産の資産価値が下がるのを恐れているからと思われます。政府や自治体だけでなく、団地の自治会まで隠蔽とは愕然としました。

柏市は除染を始めていて、千葉県とつるんで放射性のゴミを印西市に押しつけようとしていますが、とんでもない話です。

現場から100km離れていてもこんな難題をもたらす原発事故。福井あたりで巨大地震がまた起こったら、日本はどうなってしまうのかと思いますね。

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