真山仁の「マグマ」がテレビドラマ化
以前にこのブログで 真山仁著「マグマ 小説エネルギー戦争」を紹介したことがあります。
http://morph.way-nifty.com/grey/2007/02/post_2f0f.html
内容は地熱発電はなぜ日本で普及しないかという疑問を、ハゲタカファンドの社員の目を通して明らかにしていくという、大変面白いものでした。ストーリーを追っていくうちに、この国の意志決定のメカニズムが次第に明らかになってきます。この本は朝日新聞社が刊行したものですが、なんとWOWOWでテレビドラマ化されるそうです(6月1日スタート)。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/magma/
福島第一原発の事故以来、原子力村・電力会社・電事連・御用学者・核兵器保有を狙う政治勢力・あぶない原発やさらにあぶない幻の核燃料サイクルなどにしがみついて生活している多くの人々・・・などの姿がみえてきて、今の時代「マグマ」という小説の存在感がさらに増していると思います。6年前に出版された小説ですが、WOWOWがこの小説を今とりあげてドラマ化したというのは時宜を得ています。是非視聴してみたいですし、多くの方が関心を持ってくださることを期待したいと思います。
さらにTBSのニュース23をとりあげた同じ著者の「虚像の砦」までテレビドラマ化したら、WOWOWは凄い放送局だと思いますが、さすがにそこまではちょっと無理かな?http://morph.way-nifty.com/grey/2008/03/index.html
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