2011/2012リーガ・エスパニョーラ第35節クラシコ: バルサ終戦
カンプノウでのクラシコ。4ポイント差で後れをとっているバルサとしては、ここで勝つことがリーガ制覇の最低条件です。ただミッドウィークのスタンフォード・ブリッジでの敗戦の痛手が残っているきびしい状況です。ツェフに完封され、疲労だけが残ってしまいました。
さてスタメンをみてびっくり、ノートップで攻撃陣はテージョ・イニエスタ・メッシ・ダニが並び、MFはチアゴ・ブスケツ・チャビ。DFはアドリアーノ・マスチェラーノ・プヨール、GK:バルデス。サンチェス・ピケ・セスクの体調が十分でなく、ベンチ待機というのは痛い。強豪マドリーに3バックの334というのは不安満載です。
マドリーはC.ロナウド・ベンゼマ・ディマリア(ディマリアは下がり目)の攻撃陣。エジルがコントローラーで、アロンソとケディラのダブルボランチ。DFはコエントラン・ラモス・ペペ・アルベロア、GK:カシージャス。マルセロは退場の恐れがあるので出してこないというのは、さすがにモウリーニョも学習したか。
長い歴史のクラシコですが、86勝・86敗・46ドローということで、今日勝てば一歩前に出られます。早速開始4分、CKからC.ロナウドがヘディングシュート。これはバルデスがぎりぎりさわってかき出します。11分にはベンゼマがシュート。これもバルデスが止めました。1日日程が楽なマドリーの方が動きが良い感じがします。そして17分CKからペペのヘディングはバルデスがはじきますが、こぼれ球をケディラに押し込まれて失点。痛っ・・・。
バルサも27分、チャビの飛び出しにメッシがスルーパス。チャビがシュートしますが、カシージャスが際どく足に当ててゴールを免れます。レフェリーが気がつかないほど微妙なセーヴでした。バルサはポゼッションはするものの、突破の鋭さがなく無得点のまま前半終了。
後半、7分と9分にテージョが左からシュートしますが、いずれも外れてしまいました。これがこの試合を決めたような気がします。テージョが突破しても、中央で合わせに突入する選手がいないというのが悲しい。試合を動かせないとみたペップはチャビをサンチェスと交代させますが、これがズバリ。25分アドリアーノのミドルシュートの跳ね返りを、サンチェスが1回はカシージャスに止められながらも、再度押し込んでゴール。やっと追いつきました。
これで逆転をめざそうとした矢先に、カウンターからエジルの正確なロングパスが決まって、C.ロナウドにやられてしまいました。マドリーらしいゴールでした。
リーガは終戦。あとはカンプノウでチェルシーを負かしてミュンヘンをめざすのみです。今日無理な選手起用を避けたのは、ペップも内心ではミュンヘン1本で行くことを考えていたようです。
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