地熱発電を推進せよ
↑松川地熱発電所(ウィキペディアより)
環境省の意見交換会で自然保護団体や温泉旅館が地熱発電に反対しているようですが、自然保護については、大規模な悪影響があるとは思えないので十分いけると思います。太陽光発電は大量の土地が必要ですし、水力発電はそれこそ自然破壊が避けられません。風力は低周波の問題があります。
問題は温泉旅館ですが、泉源と近接した発電所は旅館組合に運営してもらってはどうかと思います。旅館の電気代を無料にするとか、いろいろ方法はあると思います。現に自前で地熱発電している温泉旅館もあるくらいですから、組合による運営は大丈夫なのではないでしょうか。経営が困難な旅館については政府が買い取ってもいいと思います。発電所ができた暁には低料金の公共保養所に生まれ変わらせることができるでしょう。
事故はあるといっても建物内は無人にすることもできるようですし、原発とは次元の違う小規模なものでしょうから、地熱発電所の規制緩和には大賛成です。自然保護団体も温泉旅館も、原発を一刻も早く日本から消滅させることを第一に考えて欲しいと思います。ドグマより現実です。
地盤沈下などを心配する向きもあるようですが、日本でそのようなことが起こったことはないそうです。それでも起こる可能性はあるので、高温岩体発電に期待したいですね。この方法だと水は元に戻すので地盤にはやさしいでしょう。NEDOは肘折、(財)電中研は雄勝に発電所を造って実験中ですが、政府がもっと本腰を入れれば数年後には実現可能なのではないでしょうか。それまでは比較的小規模な発電所を多数造ってつなぐしかないでしょう。数十年後にマグマ発電の技術が開発されるまでメインにはならないでしょうが、とりあえず原発でつくっていたエネルギーの何十パーセントかは代替できるのではないでしょうか。
http://www.jetpa.jp/jetpa/2009/05/post-d205.html
福島第一原発の事故は人間の健康被害に先んじて、生態系に早くも重大な影響を与えています。自然へのダメージははかり知れません。↓
http://news.infoseek.co.jp/article/asageiplus_3815
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