2011/2012 リーガ・エスパニョーラ第25節 バルサ大激闘 バルデスらの活躍でアトレティコに勝利
バルセロナ戦はここぞと頑張るくせに、ダービー戦のレアル・マドリーにはからっきしのアトレチコ。今期は好調で、今年になってから負け無しです。ビセンテ・カルデロンでそのアトレチコとの対戦。ピッチ状態は最悪で、ちょっと踏ん張るとズルッとすべるので、筋をのばしそうで怖い感じです。よくわかっているアトレチコに対して、バルサは多分スパイクがダメだったせいか、肝心なところで踏ん張りがきかず、非常に難しい試合になりました。
アトレチコはFW:ファルカオ・A=ロペス、MF:アルダ・ディアゴ・ガビ・コケ、DF:フィリペ=ルイス、コディン、ミランダ、ファンフラン、GK:クルトワ。バルサはFW:イニエスタ・メッシ・サンチェス、中盤:セスク・チャビ、底:ブスケツ、DF:アビダル・マスチェラーノ・プヨール・ダニ、GK:バルデス。
アトレチコはスタミナ温存作戦で、前半は下がって守備に徹し、後半一気に勝負をかけてくる作戦とみました。もちろんカウンターは常時狙っています。5分には早速そのカウンターをしかけてきますが、バルデスが阻止。8分にはサンチェスからメッシにスルーパスが通って、メッシが突入しゴール・・・と思いきや、メッシのハンドでカードまでいただきました。アトレチコは前半は絶対に失点するなと厳命がくだっている感じで、カードが次々出ても厳しい守備を徹底してやってきます。
しかし36分ついにその堅固な守備を打ち破るときがきました。メッシが中央につっこみ、左に進出してきたセスクにパス。セスクが深く侵入してゴール前を通過するパス。右から突入したダニがきれいに合わせてゴール。これでアトレチコの思惑は消滅。アトレチコは一転攻撃を強化。38分にはアルダのクロスがぴったりファルカオにというところを際どくバルデスが阻止して事なきを得ました。
しかし後半開始早々の4分、CKをはじいた球がゴール前に落下して、ファルカオにボレーで合わされました。これで1:1。アトレチコには満場のサポートがあり、激烈なゲームになりました。23分にはダニから絶好のクロスがゴール前に出ますが、メッシがわずかに間に合わす、サンチェスのヘディングもはずれてゴールならず。直後の逆襲でファルカオに1:1からループシュートを打たれますが、バルデスが渾身のジャンプで阻止。まさしく救世主です。
ペップはダニ・セスクを下げ、クエンカ・ペドロを投入。これは後半激しく攻めてきたアトレチコにスタミナ負けしないためでしょう。ここで思いもよらないことがおこります。ペナルティーエリアの少し外の左サイドでバルサがFKをもらいますが、レフェリーが笛を吹く気配がないとみたメッシが、GKクルトワが壁に指示を出しているときに蹴ってゴール。
ペップはここぞとばかりサンチェスを下げてピケを投入。バルサとしてはめずらしくみんな自陣に下がって、守りきっての勝利をめざします。アトレチコは引き分けをよしとせず、激しく攻めてきます。43分にはまたバルデスのスーパーセーヴで命拾い。ロスタイムが3分あるのに、ロスタイムにはいったばかりのCKにGKが出てきます。守備そっちのけです。しかし終了直前のガビのシュートもバルデスが体で止めて阻止。今日のヒーローはバルデスです。こんなにGKの世話にならないといけないということは、バルサの守備陣に問題があることは間違いありません。
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