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2011年11月14日 (月)

動物は何はともあれ食い物 TPPの愚

PhotoTPPと飢饉の問題は、ウェブサイトではおおいに話題になっていますが、マスコミではさっぱり議論されていません。地球環境の急激な変化に起因する気候変動によって飢饉がおこる可能性は高く、それは来年かも知れません。この可能性は原発が地震と津波で破壊される確率よりずっと高いでしょう。実際ロシアは平成10~11年に干ばつで小麦の輸出を禁止しました。図(クリックで拡大)はウィキペディアに出ていた、特に飢饉でもない現時代の飢餓人口の分布です(世界の栄養失調人口の割合。濃緑色:2.5%未満、黄緑色:2.5%から4%、黄褐色:5%から19%、朱色:20%から34%、濃褐色35パーセント以上、灰色:資料なし。(世界食糧計画、FAO-2006年)。

政府はTPPによって、現在の食料自給率40%が10%台に低下すると試算しています。その状態で、食料が輸入できなくなったらどうするんでしょう。自国の民を飢えさせてまで、食料を輸出してくれる国があるでしょうか? あったとしてもそれは罪悪でしょう。こんな簡単なことがなぜ議論されないのでしょうか? 意図的に議論しないように政府やマスコミが情報操作を行っているとしか思えません。

米国やオーストラリアが干ばつになると、たちまち小麦は買い占められ、価格が高騰することになります。日本では現在ほぼ6日にひとりの餓死者数ですんでいますが、こんなことになると毎日多数の餓死者がでることになるでしょう。日本は周りが海ということで、比較的干ばつには強いという農業の利点があると思われますので、食糧自給率が10%台になってしまうというのは、あまりにももったいない。

たとえ飢饉がおこらなくても、日本は食料を輸出してくれる国のいいなりにならざるをえないという政治的弱点を持つことになります。政治・軍事衝突が起これば食料の輸出停止ということもあり得ます。個々の問題にはメリット・デメリットいろいろあるでしょうが、飢饉への備えと食料安全保障上の問題だけでもTPP推進はあり得ません。

TPPを推進しなければ日本は沈没するという人々がいますが、別に食料と住処さえあればいいじゃないかと言いたくなりますね。本気で農業をやれば、水には恵まれているので、世界が干ばつで飢饉に陥ったときには輸出さえできるかもしれません。

自然を重視すれば観光もあります。中国から1万人単位でのツァーがあるご時世ですから、大きな収入が期待できるでしょう。本当の先進技術はTPPに入らなくても売れるでしょう。TPPに入ってもテレビや車はいずれ必ず新興国に負けます。海洋資源も意外に豊富にあるかも知れませんし、漁業は干ばつとは関係ありません。養殖技術や管理漁業をすすめれば、魚も輸出できるかもしれません。タイの水害で明らかになりましたが、日本の主要企業はすでに海外逃避していて、TPPとは関係ありません。

もちろん食料をファクトリーで安定的に生産できる技術が確立されれば、いつTPPに加入してもOKでしょう。トヨタ自動車などは先を見越して、この種の技術開発を進めているようです(http://response.jp/article/2011/09/21/162603.html)。

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/industry/1296268469/

http://gigazine.net/news/20111104_tpp/

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/tpp/index.html
http://jiyugaichiban.blog61.fc2.com/blog-entry-1194.html
http://internetviking.at.webry.info/201110/article_9.html
http://www.anti-rothschild.net/material/30.html
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201107270000/

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