11/12 リーガ・エスパニョーラ第10節: 凡戦も結果OK グラナダからバルサ3ポイントを獲得
グラナダはアンダルシアの古都で、アルハンブラ宮殿(写真)で有名な観光地ですが、サッカークラブについては今年まで聞いたことがありませんでした。それもそのはず、80年の歴史の中でほとんどは下部リーグで戦っており、最近は倒産寸前の状態だったそうです。ところが2009年にイタリアのサッカークラブ・ウディネーゼと提携して、選手のレンタルなどの援助を得てからは見違えるようなチームになって、ついに2010/2011シーズンにはプレイオフを勝ち抜いてラ・リーガに上がってきました。今日は彼らの本拠地ヌエボ・ロス・カルメネスでのアウェイ戦です。
バルサ選手はこのところ週2回の試合が続いており、今日はなんと火曜日の試合。こういうしんどい試合は、なんとかタルいゲームにして勝ち点だけはしっかり獲得といきたいものですが、幸いにしてグラナダは先週成功したセビージャにならって、442でがっちり守備を固めるという作戦でした。セビージャほどチェックも厳しくないので、これなら思惑通りにいきそうです。グラナダの2トップはウチェとアベル。まあたいしたことはありません。守備の中心はダブルボランチのフラン・リコとミケル・リコ(兄弟や親戚じゃないようです)。左右のMFベニテスとロメロはウディネーゼからのレンタル。DFのマインツ、ニョムもそうです。
バルサはやり慣れた433。FW:クエンカ・メッシ・ロペス、MF:セスク・チャビ、底:ブスケツ、DF:マクスウェル・アビダル・マスチェラーノ・ダニ、GK:バルデス。クエンカは20才の若手で初出場。今日のプレイを見る限りではまだまだの選手ですが、ビジャがバテバテになるよりはいいでしょう。
試合は思惑通りバルサの圧倒的ポゼッションで、ペドロの突入からメッシのミドル、クエンカのミドル、チャビのミドルなどでDFの外側から攻めますが、ゴールはならず。22分にはダニのセンタリングにペドロが頭で合わせますが、ゴールマウスからは外れてしまいました。しかし33分にはチャビが倒され、ゴールやや左の絶好の位置からFKを獲得。これをチャビが自分で蹴って左上隅にゴール。GKロベルト・フェルナンデスは、幸いにして先週のハビ・バラスのような疫病神じゃありませんでした。上下ピンクというのは、いくらなんでも似合わないんじゃないでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=Mbs86lelG8I
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http://www.youtube.com/watch?v=-MuZ5R4l2-s
後半早々ロメロがマクスウェルのアゴをハイキックして、2枚目のカードで退場するという、グラナダにとっては致命的な愚挙で、ますますバルサ有利な展開。ところが直後にロペスがシケイラとからんで捻挫。選手が足りない折から非常に痛い故障です。かわりに休養予定のビジャを出さざるを得ません。ビジャのトレードマークであるチョビヒゲがなかったのにはびっくりしました。
31分ウチェと交代ででていたヘイホに抜け出され、GKと1:1でシュートを打たれるという危険な場面がありましたが、なんとかバルデスが止めました。ここでやられていたら致命的でした。先週のセビージャ戦の失敗でバルサは3位転落。なんと現在トップは予想もしないレバンテです。マドリーも好調ですから、なんとかついていかないとトップ争いからずり落ちてしまいます。
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